2017年12月-この人のセニョ〜ム 伊藤 淳さん

伊藤 淳さん
「マレーシアはスパイス・ハーブの先進国!」
新たなオーガニック・ベジタリアン料理を提案

1977年、千葉県松戸市生まれ。環境コンサルタントで自然食品にも詳しい父親に育てられる。25歳の時に松戸市にオーガニック食材専門の飲食店を開業。2015年4月に奥さんとこどもを伴って来馬。オーガニック食品、商品販売のジャストライフグループが運営するカフェで顧客に向けて食材の調理方法や新たなメニューを提案するシェフとして働く。今後はカフェ内で日本の食文化に関するイベントなども計画中です。

今年9月、PJのショッピングエリア「トロピカーナ・アベニュー」内にあるオーガニック商品店「ジャストライフ」の2階に、同店が運営するベジタリアンカフェがオープンしました。キッチンで腕を振るうのは、ジャストライフグループで初採用となった日本人シェフの伊藤淳さん。一体どのような経緯で働き始めることになったのでしょうか。
「マレーシアに来る前は日本でオーガニックレストランを経営していました。2012年ころから家族の縁もあって日本とマレーシアを行き来するようになり、コタキナバルの野菜生産者さんたちと一緒に生活するなど交流を深めるなかでマレーシアのオーガニック文化に興味をもち、この国で働いてみたいと思うようになりました」。
本格的に職探しを始めたのは14年から。しかし、なかなか思うようにはいきませんでした。
「バックパックでペナンやイポーを周りながら働き口を探しましたが、どこからもいい返事はもらえませんでした。半ば諦めて帰国直前に滞在したKL市内のゲストハウスのオーナーに事情を打ち明けたところ、たまたまその場所に居合わせた別の男の人が『ジャストライフという店でシェフを募集している、社長の電話番号を知っているからかけてみろ!』とメモを渡してきたんです。電話をかけると数日後に面接してくれて、その場で採用が決まりました」。
現在、伊藤さんが働くカフェではベジタリアンの中でも卵や乳製品を含む一切の動物性食品を口にしない、ビーガン(Vegan)のお客さんにも対応する料理を出しています。
「お客さんは東洋系ビーガンの方が多いのでタマネギやニンニクも使っておらず、揚げ物も極力控えています。日本の精進料理に近いかもしれません。とはいえ、食事はおいしく楽しむものですから材料や味付けを工夫しながら、植物だしの日本風ラーメンや、鶏肉の代わりに豆腐を使ったナシレマといったオリジナルメニューを提案しています」。
使える食材が限られるなかで気付いたのは、マレーシアで手に入るスパイスやハーブの種類の豊富さだと言います。
「インド系のカルダモンや赤ショウガ、中国系の漢方や生薬、マレー系のパンダンリーフなど、スパイスやハーブに関してマレーシアは世界一の“先進国”ではないでしょうか。これらに日本の料理のエッセンスも加えて、新しいオーガニック・ベジタリアン料理を開拓してみたいと思います」。

2017/11/29 | カテゴリー:この人のセニョ~ム

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