2019年4月-この人のセニョ〜ム アンナ・シム さん

アンナ・シム さん
女性とこどもに寄り添う優しい医療を
目指していきたい!

1984年8月14日生まれ。O型。クアラルンプール出身。4姉妹の長女。アイルランド・ダブリン大医学部卒後、マレーシア国内にて医師としてのキャリアをスタート。麻酔科、婦人科、小児科、皮膚科、救急科、整形外科で経験を重ね、現在は小児科、婦人科、皮膚科の診療がメイン。2018年のぞみクリニックを開業。自身も母親という立場から、女性やこどもに優しいクリニックが信条。

現在、3歳の女の子と3ヵ月の男の子をもつ母親でもあるアンナ先生。診察で忙しいはずなのに、終始柔和な表情でせかせかとしたところがない。ゆったりと落ち着いているというのが第一印象だ。
「医師を目指したのは、私が15歳の時、母親の不妊治療に立ち会ったのがきっかけです。クリニックに来ている患者さんが嬉しそうにしている様子を見て、皆を幸せにするような医師になりたいと思った」という。アンナ先生のお母さんは男の子が欲しかったが、産まれたのは4人目の女の子。現在にも通じる面倒見のよさは、きっと妹たちの面倒を見てきたからなのだろう。
2008年アイルランド・ダブリン国立大学を卒業後、マレーシアの病院で2年間インターン生として実習を積み、さらにその後2年間はKLの政府系医療機関にて、主に婦人科、皮膚科、麻酔科で勤務した。その後数年は、病院やクリニックにて臨時医師として経験を重ねた。2015年より婦人科、小児科、皮膚科での日本人の患者、治療にあたる機会が多くなった。徐々に自身のなかで、この3つの診療科目でより多くの患者の治療をしていきたいという思いが強くなっていったという。
2018年8月、のぞみクリニックをモントキアラで開業。患者は日本人がほとんどで日本語の通訳を兼ねたスタッフも常駐している。この日の午後も待合室からは日本人のこどもたちの笑い声やおしゃべりが微かに聞こえてきた。
なぜ、小児科、婦人科の道を選んだのか? 更に詳しく問いかけると「神から与えられた天職」との答えが。「不妊で悩む患者さんも多いです。彼女たちに耳を傾け、女性とこどもに寄り添う優しい医療を目指していきたい」。自身も女性であり、母親であり、医師であるからこそ理解できることが多いのだろう。
「今の一番の楽しみはこどもと過ごす時間と食べること(笑)。時には母にこどもを預けて外食することもあります」。仕事とプライベートの充実感がその穏やかな表情に滲み出ていた。患者から慕われるのも頷ける。
アンナ先生にとって人生でもっとも大切なことは何だろうか? この問いかけに少し間を置いた後、「幸せ」という答えが返ってきた。「相手への理解と思いやり。私と私の周りも含めたみんなの幸せ」と笑顔で語ってくれた。

2019/04/01 | カテゴリー:この人のセニョ~ム

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