2019年7月-この人のセニョ〜ム 中武 駿介 さん

中武 駿介 さん
サッカーは世界とつながるスポーツ
国境を越え多くの出会いを僕に与えてくれました

1990年6月19日、宮城県生まれ。AB型。小学2年生からサッカーを始め、仙台FC下部組織を経て神奈川大学へ。卒業後シンガポールへ渡り、Sリーグでの契約を目指すも叶わず、アマチュアチームに所属。2014年ホウガン・ユナイテッドFCと正式にプロ契約。2016年にマレーシアへ移籍し、クアンタンFA、PDRM FAを経て、現在はスレンバンを本拠地とするヌグリスンビランFAでMFとして活躍している。

「父が買ってきた『キャプテン翼』を読んでサッカーを始め、練習、試合をするうち、将来はプロのサッカー選手になりたいと思ったんです」。当時からポジションはMF、攻撃と守備の要である。サッカーは大学できっぱりやめるつもりで就職先の内定ももらっていたが、大学最後の大会でチームは敗北、関東リーグ2部に降格が決まった。この時の悔しい思いが「このままサッカーをやめたら一生後悔する」と一般企業への就職を思い止まらせた。「内定を断り、この先サッカーを続けていく可能性を探し続けました。そんな時、後輩の友人がシンガポールでサッカーアカデミーを運営していると知り、行くだけ行こうと意を決しました」。
プロになる日を夢みながら、アカデミーでコーチを続け、空いた時間はカフェでアルバイトをする日々。アカデミーで働いていた日本人女性と出会い、やがて結婚した。2年目、シンガポールのプロチーム、ホウガン・ユナイテッドFCの試験に合格し契約。晴れてプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせた。
マレーシアへ移籍した経緯を尋ねると、「2015年にシャーアラムのスタジアムでシンガポール選抜の一員として7万人の観客を前に試合をしたんです。その時の熱気がすごくて、マレーシアでプレーしたいと思うようになりました」。その後、クアンタンFAの練習に参加、契約に至ったという。
オフの日は猫と遊んだり、カフェでのんびりするのが好きという中武さん。現在、チームの練習や試合の合間を縫って、プロになるまでとプロになってからの経験を伝えるサッカーの「カフェトーク」や「プライベートレッスン」をKL市内で開いている。「今後は月2回くらい開催していく予定です。こどもたちはもちろん、お父さん、お母さんにも参加してもらい、サッカーを通して目標に向かって努力することの大切さと、一方で楽じゃないことをやり続けたからこそ実感できる自分自身の成長やサッカーの楽しさも伝えていければいいと思っています。会話やプレーを通して少しでもこどもたちに刺激を与えられたら嬉しいです」と熱く語る。
少年時代に地元のイベントでプロの選手と触れ合えたことが嬉しくて„がんばろう"という気持ちを起こすことができたという中武さん。インタビュー後、この日のカフェトークに訪れた日本人の少年と母親に語りかける彼の姿はとても輝いて見えた。

2019/07/01 | カテゴリー:この人のセニョ~ム

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