Vol.1 犬に噛まれた場合

Q:「早朝、自宅の周辺をランニングしていたら、 犬に足を噛まれました。かなり深く噛まれ、 牙の後が残ってしまいました。野良犬と思われる中型犬だと 思うのですが、狂犬病をもっていなかったか不安です。とり あえず、消毒して今に至っていますが、医者に診せたほうが いいでしょうか?」

A:今すぐ病院へ行って下さい。犬のみならず野生 動物に噛まれた場合は、石鹸で患部をよくよく洗 い流したあと消毒をして念のため医療機関を受診するよう推奨さ れています。 日本では1956 年以降の発症例は報告されていませんが、世界 では年間3 万~ 5 万人が狂犬病で亡くなり、アジアはその主な発 生地域です。狂犬病の潜伏期間は噛まれた部位や深さにもよりま すが、一般的に1~2ヵ月といわれています。犬だけではなく野 生の猿やコウモリなどに噛まれた場合も、狂犬病の発症を予防す るためのワクチン接種を行います。 マレーシアでは欧米系のワクチンを使うので接種は当日、3、7、 14、28 日後の計5 回(日本では6 回)。基本的に予防接種は保険がききませんが、噛まれた後の予防接種は「治療」とみなされて 海外旅行傷害保険でカバーされるケースがほとんどです。 私も昔ランカウイのリゾートでリスに指を引っかかれ少し流血 した時「念のため狂犬病の注射しておいたほうがいい」とホテル のドクターに言われました。その時は「舐めて治るような引っか き傷なのに、痛い注射を5 回も!」とビビッて(あなどって?) 予防接種は断りましたが、今なら「念のための処置」はやったほ うが安心だと思えます。野良犬に限らず、野生動物にはむやみに 近寄らないほうが無難ですね。

答えてくれたのは … グレンイーグルス病院 日本人マネージャー 菅原 彩子さん

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