わくわく!マレー語の暮らし - manis マニス = あまい

manis マニス = あまい

マレーシアに来て最初に必要となった言葉が「kurang manis(クラン マニス)=甘さ控えめ」という日本人の方もいらっしゃるのではないでしょうか。とにかくマレーシアの飲み物は甘い。有名な「teh tarik(テ~タリ)」というミルクティーは、朝飲むと脳天にエネルギーが昇る気がします。一応これは褒め言葉のつもり…。ミルクティーといっても実際はコンデンスミルクを入れているので、全く甘くないということは有り得ません。スーパーには缶入りのコンデンスミルクが山と売られており、ネットリしたものからサラッとしたものまで、好みや用途によって様々な種類があります。夜な夜なテータリ片手にわいわい語り合っている人たちを見ると、特にお酒を飲まないムスリムにとっては、この糖分がテンションを高めているのでは?と思います。
エネルギーやテンションのためなら甘いものも悪くはないのですが、怖いのは病気です。夫の親戚には糖尿病の人がたくさんいて、叔父さんがニコニコしながら指先を切断した足を見せてきた時には、もうビックリ。そこまでひどくなる前に何とかならないかと切に思います。糖尿病は「kencing manis(クンチン マニス)」と言い、クンチンはおしっこのこと。いきなりこんな話題でスミマセン。でもこんな分かりやすいマレー語が好きなのです。
気を取り直して、ここでクイズです。「kayu manis(カユ マニス)」は何のことでしょうか? カユは木という意味ですが、「pokok(ポコ)=木」「kayu(カユ)=木材」で、生きている状態か、切られている状態かという違いがあります。複数形なら「pokok-pokok(ポコポコ)=木々」。はい、だいぶ話がそれたところで、クイズの答えは「シナモン」です。なるほど、シナモンは「甘い木」なのですね。
さて、日本語の場合、お菓子を食べて「甘い」と言ったらマイナス評価、野菜を食べて「甘い」と言ったらプラス評価になりますよね。この味覚表現はなかなか興味深いと思っていますが、その感覚に慣れてしまっている私は、私の手作りのお菓子をマレー人が食べて「マニス」と言った時、え? そんなに甘過ぎたかな?と勘違いしてしまったことがあります。実際はそんな意味合いは全くなく、糖分の味がするという単なる描写なのでした。ちなみに野菜を食べて「甘い」というのは、私の夫には全くもって理解不能な感覚だそうです。

 

2019/05/04 | カテゴリー:わくわく!マレー語の暮らし

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