Jumpa lagi. ジュンパ ラギ = 「また会いましょう」

Jumpa lagi. ジュンパ ラギ = 「また会いましょう」

突然ですが、マレー語会話集などに載っている「さようなら」には注意が必要です。不自然ながらも直訳しますと「Selamat jalan(スラマッ ジャラン)※1=平穏にご旅行ください」「Selamat tinggal(スラマッ ティンガル)※2=平穏にお留守番ください」の2つがあり、空港で見送る時、見送られる時に使うくらいです。そもそも日本語の「さようなら」は幼稚園や学校の挨拶では使っていたけれど、大人になってから日常的にあまり使わないですよね。でもマレーシア人は「さようなら」という日本語を知っています。歌の影響らしいです。日本語を全く知らない田舎のおじさんが、私に会うと思い出したように「サヨウナラ」とにっこり言うのには苦笑してしまいます。
ふだん別れる時は「Jumpa lagi」と言うのが自然です。「jumpa=会う」「lagi=また」で、今日のマレー語は簡単かと思いきや、このlagiは少々クセモノ。もうひとつ、よく使うフレーズをご紹介しましょう。「sekali lagi(スカリ ラギ)=もう一度」です。ご丁寧に「もう一度言ってくださいませんか」と言わなくても大丈夫なので、最低限この言葉を覚えておくと役に立ちます。「sekali=一度・一回」「lagi=もう」なのですが、lagiには「また」と「もう」の意味があるのですね。
さらに、「tidur lagi(ティドー ラギ)※3=まだ寝ている」とか、レストランで注文していたら店員さんに「「Lagi?(ラギ?)=他に?」と聞かれるとか、様々な場面でこの単語は登場します。この意味の多さがクセモノなのですが、ざっくりまとめると「加えて~」の状態と言えるでしょう。「まだ寝ている」というのも、本来起きる時間より加えてさらに寝ているというニュアンスが日本語には含まれているのですから。
1つの言葉が様々な意味を持つ(=様々な場面で使える)マレー語か、たくさんの言葉に細かく分かれている日本語か、どちらがクセモノかはさておき。「Jumpa lagi」と言うと、ムスリムからは「Jumpa lagi」という返事に「インシャアッラー(神が望むならば)」が添えられるのが、私としては貴方は望まないのかいっ?と突っ込みたくなってしまうところです。まあ確かに、また会えるかどうかの未来の運命は、今日の私には知り得ないこと。でも、私は言います。次回のコラムでジュンパラギ!

※1 jalan →道、歩く、旅行する   ※2 tinggal(ダタン)→住む、残る   ※3 tidur →寝る

2019/11/01 | カテゴリー:わくわく!マレー語の暮らし

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