アンナ先生の健康アドバイスー第8回

 

尿路感染症 って何?

腎臓でつくられた尿は尿管という管を通って、膀胱に集められ、貯まったあと尿道という通路を通って尿道口から出ます。腎臓から尿道までの尿が流れる道のことを尿路と呼び、尿路に細菌が感染することを尿路感染症といいます。膀胱の中で感染がとどまっているものは膀胱炎と呼ばれ、細菌が膀胱からさらに腎臓まで進入すると腎盂腎炎を起こします。膀胱炎の症状は、排尿痛・残尿感・頻尿・尿混濁・血尿といった症状があります。腎盂腎炎では、背部を殴られたような痛みや、夕方から朝方にかけての高熱、吐き気・嘔吐などがあります。
尿路感染症になりやすい日常行動や要因には、
①排便後の間違ったお尻の拭き方:特に女性は、肛門から尿道口までの距離が短いため、排便後肛門から前に向かって拭くと、細菌が肛門から尿道口まで簡単に侵入するのでやめましょう
②長時間膀胱に尿を溜めないこと:尿路から侵入してきた細菌は最終的には膀胱へ達します。これらの細菌は、膀胱内に尿が溜まっていると繁殖し膀胱に炎症を引き起こすので、2~3時間を目安にトイレに行きましょう
③更年期:低レベルのエストロゲンホルモンは、膣壁を薄くし骨盤領域周辺の神経および筋肉の弛緩を引き起こし得ます。そのため、膀胱の中を完全に空にすることができず、尿の停滞と膀胱内での細菌感染の増加が起きえるため、排尿が困難となります。
尿路感染症を防ぐために、十分な水分補給とトイレを我慢しないようにしましょう。「最近なんだかいつもと違うな」と感じた時は決して我慢をせず、近くのかかり医へ受診またはご相談ください。

プロフィール
アイルランド・ダブリン大医学部卒(MBBCHBAO取得)。小児科、産婦人科、麻酔科、救急科、皮膚科、整形外科での経験を経て、2018年にのぞみクリニックを開業。自身も母親という立場から、こどもや女性にも優しいクリニックが信条。


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2019/06/01 | カテゴリー:アンナ先生の健康アドバイス

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