2017年3月-「コタキナコのボルネオ探検」83

絶滅危惧種のボルネオゾウ

ボルネオ島には、多くの固有種の動植物が生息していますが、なかでも一番大きいのは、世界で一番小さなゾウであるボルネオゾウです。ピグミーエレファント(コビトゾウ)と呼ばれることもあり、雄のゾウでも体高は2.5メートル程でアフリカゾウの5分の3くらい。開発やアブラヤシ農園の拡大などで住み処である森林がどんどん狭くなり、その数は減る一方で、現在は1,500頭程しか生存していない絶滅危惧種です。
先日、とても悲しい出来事がありました。生態調査のためにGPSの首輪をつけられたばかりだった雄のゾウともう1頭が、象牙を取るために殺害されているのが発見されたのです。サバ州は、犯人発見のために情報提供者には懸賞金を出すとするほど、怒りと悲しみにくれました。
キナバタンガン川下流の草むらに現れたメスとこどもの小さな群れ。赤ちゃんゾウはお母さんの真似をして草をハミハミしてみたり、少し大きなゾウにまとわりついてみたり、その愛らしさとお母さんゾウ達の逞しくも穏やかな様子を見ていると、人間の愚かさを痛感し、彼ら野生生物が生きる環境が少しでも良くなるための「行動」とは何かを考えさせられました。

コタキナコ

2017/03/13 | カテゴリー:コタキナコのボルネオ探検

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