2013年10月−未来は楽園?or 未来は地獄?空飛ぶ円盤と聖書の終末予言

月某日

kota サバ州に限らず、東南アジア諸国ではどこでも、人々の楽観的な人生観と呑気な態度には当惑させられることが多い。まるで、ドリアンの実が独りで落ちて来るのをポケーッと待っているだけで空腹に悩むことはない幸せな状態を象徴しているようだ。だから、進歩こそ価値があると教育されてきた私たちとは、価値観が全く違うと痛感させられる。

そんな私たちの価値観も、1960年代後半のヒッピー現象などのカウンター・カルチャー運動の隆盛のなかで進歩を否定する風潮も現れ、私もその考えに賛同し、進歩の先には何があるのかと、単純な進歩崇拝論者に問いかけていたものだ。1969年に出版された、カリフォルニア大学の生物学教授だったガンサー・S・ステントの『進歩の終焉』(みすず書房)は、当時の反進歩的風潮を、進歩の余りに偉大な新発見の業績を上げることが困難になって衰退していく生物学などの自然科学諸部門における傾向と重ね合わせ、人類社会はこれから進歩が止まり、ポリネシア的な能天気で反知性的な世界になるだろうと予言している。

X月某日

サバ州は、東南アジア諸国の雑多な民族が混じり合って「サバ合衆国」みたいな様相を呈しており、総人口約300万人kota2のうち、フィリピンやインドネシアの近隣諸国からの移民が約70万人以上となっている。サバ州の経済が近隣諸国よりも好調であり、かつ治安が良いために彼らを惹き付けるわけで、近隣諸国での人口爆発の皺寄せを被っている面もある。

最近の人口は70億人を越えたといわれているが、60億人を超えたのが、確か1996年頃で、内戦中のボスニアで誕生した男児が60億人目として国連から認定されたから、20年足らずで10億人も増えた勘定になる。世界人口が10億人に達したのがやっと1800年代後半の産業革命期だったから、人類は200年ちょっとで7倍に増えたことになる。大塚柳太郎・鬼頭宏著『地球人口100億の世紀』(ウェッジ)では、今世紀中に100億人の大台に達するだろうと予想しているが、私は今世紀半ばで地球環境が支え切れなくなり、現代文明のシステムが破綻して、東日本大震災が前触れとなった人類の大量死が起きると思っている。

X月某日

kota3 ジョホール日本人会図書館が閉鎖され、蔵書が自由に持ち出せるとジョホール在住の知人から聞き、早速私が関心を持っている分野の本を10数冊送ってもらった。その中で私が最も嬉しかったのが、ジョージ・H・ウィリアムソン『神々のルーツ』(ごま書房)だった。

この著者名は、私みたいにUFOに関心を持っている人間以外は馴染みがないだろう。彼は、UFOコンタクティー(UFOや宇宙人と接触した人)として世界的に有名なジョージ・アダムスキーと共に、1952年にカリフォルニアの砂漠で宇宙人と接触した人間であると同時に、東方正教会の司教であり、ヨーロッパの伝統秘教を継ぐマルタ騎士団の最高指導者でもあった。1962年に来日して、太古の宇宙人文明を調べるために飛鳥地方を視察したりもしている。この本は、新旧約聖書の各終末予言とUFO現象との関連を述べていて、普通のおどろおどろしいUFO本とは全く違うが、聖書に通じていない人には読みにくいだろう。

三好良一

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る