2011年3月号-人身事故を起こしてしまった…

飲酒運転で人身事故を起こしてしまいました。バイクが車の右後ろについていて、確認をしたつもりだったんですが、車線を右に変更しようとしたところ、ドンという音がしてぶつかってしましい、そのままバイクは倒れてしましました。あわてて外に出てみたら出血していたので、急いで救急車を呼び病院に運びましたが、打ち所が悪かったらしく、亡くなりました。警察で事情聴取され、刑事事件として扱われるそうです。飲酒していたということもあり、保険が降りるかどうかも心配です。

飲酒運転で事故を起こした場合、飲酒量によって保険が下りるかどうかが決定すると勘違いする方がいますが、実際は飲酒量に関係せず、道路交通法に従い被害者への賠償が義務付けれれています。通常の状態で事故を起こした場合は、事故を起こした運転者と被害者の双方が賠償保険の対象になります。しかし飲酒運転や薬物摂取の結果起こした事故の場合は、ご自身の車の破損や怪我などには保険賠償できない可能性が高いでしょう。ただ被害者に対しては飲酒運転であっても保険賠償ができます。 車の保険は、運転者は必ず加入しなければいけません。1987年道路交通法条例により、運転者は最低でも第三者への賠償保険に加入することを義務づけられています。これは運転中に第三者を怪我または死亡させた時に、保険会社が第三者に賠償金を支払うものです。 裁判所は、公共上の観点から加害者が及ぼした影響の度合いによって、公平に然るべき刑を決定するものです。刑を覚悟した上で自身の有罪を認めれば、情状酌量の申し立てをすることができます。情状酌量の申し立てとは、罪が軽くなるように裁判所に嘆願することで、そこには過去の犯罪歴がないこと、有効な免許証を所持している、犯罪に関係するバックグラウンドがないか等が前提となります。この情状酌量が認められれば実際の刑は大きく変わる可能性が高いでしょう。 ちなみにマレーシアの1987年道路交通法、車両及び運転の条例によると、重い刑は①懲役 ②罰金 ③免許の取消、となります。

ラディ・スー(Raddy Soo)

 

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