2011年5月号-雇用問題―ある会社の悩み

会社のマネージメントをしています。ローカルスタッフと私の関係、スタッフ同士の関係も良好で、みんな仕事は真面目にしてくれますが、スタッフの遅刻や欠勤が目立ちます。何度かそれとなく注意をするものの、少し時間が経つとまた同じ事の繰り返しで、どうやって態度を改めさせるべきか悩んでいます。あまり厳しい態度に出て辞められるのも、他のスタッフへの影響を考えると得策ではないように思います。法律的に、何かよい知恵があればお借りしたいです

 どこの会社でもありうる問題ですよね。理由もなく遅刻や欠勤が目立ち、それが会社規約に違反するような場合は、そのスタッフに対して「勧告レター」を出すことができます。このレターを通して、そのスタッフの勤務態度がきちんと改善するよう伝え、それでも改善が見られない場合はどうなるのかを教えなければいけません。例えばあらかじめ監視する期間を設定し、その期間内の出勤状況を厳しくチェックする事も必要です。雇用法第14(1)条には、被雇用者(ここではスタッフ)の不正行為に対して、審査を行い、不正が確認された場合、(a)通告なしの解雇(b)降格(c)一時停職(2週間以内)、と記載されています。また、雇用法第15(2)では、雇用主の了解を得ず及び雇用主に話す手段がありながら連絡もせず、また、理由なく2日間以上連続して会社を休んだ場合は、被雇用者は雇用契約書を破棄したとみなされます。雇用主は、そのスタッフがどうして遅刻や欠勤を繰り返すのか、まずは話をよく聞き、分析してみることも必要かと思います。そのうえで、専門家にスタッフの教育を依頼する、毎月遅刻欠勤がなければ何か特別な優遇を考えるなどの方法も考えてみてもよいのではないでしょうか。反対にスタッフには厳しい態度で臨み、会社のポリシーをきちんと守るように軌道修正をするのも一つの方法ですよ。

ラディ・スー(RaddySoo)


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