マレーシア最新芸術事情 2017年7月-東南アジアが六本木を占拠する!?

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東南アジアが六本木を占拠する!?

来る7月5日~10月23日まで、「サンシャワー 東南アジアの現代美術展
1980年代から現在まで」が、六本木の森美術館と国立新美術館において開催されます。
この展覧会は、1980年代以降の東南アジア現代アートを、「うつろう世界」、「情熱と革命」、「アーカイブ」、「さまざまなアイデンティティー」、「日々の生活」、「発展とその影」、「アートとは何か? なぜやるのか?」、「瞑想としてのメディア」、そして「歴史との対話」という9つの異なる視点から紹介する大規模な展覧会。10ヵ国から86組の作家が選ばれ、そのなかでマレーシアからは11組(マレーシア国籍シンガポール在住のシャーマン・オンが入ると12名)の作家の作品が一挙に六本木に登場することになります。マレーシアを代表する作家として世界的にも名の知れたウォン・ホイチョンやイー・イラン、シュシ・スライマンをはじめ、2013年に亡くなったペナンを代表する写真家のイスマイル・ハシム、2010年から活動を開始したサバ州在住の人気版画グループ、パンロック・スラップなど、なかなかマレーシアでは一堂に介すことのない質と量の作品の数々を鑑賞することができます。個人的には、リュウ・クンユウの大型コラージュ「私の国への提案」シリーズ3作品がどのようにあの森美術館の壁を埋め尽くすのか、今からとても楽しみです。
そしてもちろん、インドネシアやタイなど他の国から選ばれたのも、世界中から注目されている作家ばかり。実は私自身がマレーシアに来てよかったなと思うことの一つに、周辺国についても学ぶことができるという点があります。東南アジアの国々が共有しているもの、そしてそうでないもの。周辺国のみならず、メコン地域の人々からもその国の内情や文化風習について学ぶことで、マレーシアに対する理解、そしてさらには日本に対する理解さえも深まっている気がします。今回そのような機会がこの展覧会を通して少しでも日本の方々にも与えられるということに、勝手に喜びを感じておりますが、ぜひ夏休み一時帰国の際にでも立ち寄られてはいかがでしょうか?

「サンシャワー」展の詳細は以下のウェブサイトからどうぞ。
http://sunshower2017.jp
また、この展覧会に先駆けて担当キュレーターによって行われた調査のレポートも非常に興味深いです。
http://seaproject.asia/research/malaysia_01/
http://seaproject.asia/research/malaysia_02/

 

 

アティカ

2017/07/10 | カテゴリー:マレーシア最新芸術事情

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