マレーシア最新芸術事情 2017年8月-Mak Cun フィーバー

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Mak Cun フィーバー

あなたはMak Cun(マッ・チュン)を知っていますか?数ヵ月前のある日、主人と彼の実家(ランカウイ)の話をしていたところ、彼がボソッと、「そうそう、マッ・チュンの製品がついにランカウイにまで入ってきてるらしいよ」と言ったのですが、特にその時は深く考えず、かつ興味も抱かず、なんかKLで人気のものがランカウイでも売り出すようになったんだろう、ぐらいに思っていました。数日後、夕食後にテレビの前で「マッ・チュンの時間だ!」騒ぐこどもたち。そういえば主人が先日マッ・チュンって言ってたな、テレビ番組のことだったのかと思いながら観てみると、それはTV3のドラマで、マッ・チュンという呼び名のおばさんを主人公にクダ州の田んぼに囲まれた片田舎を舞台にしたコメディでした。マッ・チュンはその村でバジュやレトルトソースなどを売るお店を経営しています。三角に畳んだトゥドンをあごの下で縛り、バジュ・クダ(バジュ・クロンのトップスの丈が短いもの)にバティックサロンを合わせ、いかにもクダの田舎でよく見かけるおばさん風なのですが、なぜかちょっとおしゃれ。出演者は全員こってこてのクダ訛りで話し、皆かなり濃いキャラクターと演技ですが、この「いるいるこういう人~」という感じがきっと人気の理由なのでしょう。しかもすでにシーズン3! ここまで継続したドラマはほかにあまり聞いたことがありません。その後、日本人の同僚もマッ・チュンにはまっていることが発覚! 彼女曰く、マレー語がわからなくても十分に楽しめるのだそうです。そしてこのマッ・チュンショップ、ついに話から飛び出してオンライン・ショップまで登場! マッ・チュンブランドの食品や、田舎風なのに洗練されたマッ・チュンファッションのバジュ・クロンなども購入できます。さらに驚いたのは、各企業が競って制作するハリラヤ企業イメージTVCM。なんとあのコカ・コーラはマッ・チュンを起用していたのでした! すごい! すでにインターナショナルの域に達する勢いです(笑)。と思ってウェブサイトを見てみたら、そのロゴの下のキャッチコピーは“From Rural to Global”(地方から全世界へ)!マッ・チュン、これからもきっとガンガン
飛ばしていくことでしょう。

アティカ

2017/08/04 | カテゴリー:マレーシア最新芸術事情

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