不定期連載第4回- 海外で考える「将来」と「お金」の話

投資における「時間」という要素

 皆さんこんにちは。今回は、資産運用における「時間の効果」について話をしてみようと思います。

いきなり結論から入ってしまいますが、「時間の余裕がない資産運用はギャンブル性を伴う投機」となり、「時間の余裕がある資産運用は投資」となる、ということです。別のいい方をすれば、「投機」では目の前で結果を出す必要があるのに対し、「投資」では今すぐ結果が出てもよし、後に結果が出てもよし、という時間の幅が生まれます。

具体的な例を挙げてみます。

グラフは銀価格の過去10年間の推移です。現状、資産運用で銀をもつ理由というのは、ポートフォリオの内容分散、(ハイパー)インフレ対策、強まる将来的な需要(医療分野、クリーンエネルギー分野、電気・電子工学分野など)、減少傾向にある埋蔵量、など様々挙げられます。このような理由と同時に「時間の余裕があるか」を考えることは非常に重要です。グラフの一番右が現在の銀価格ですが、仮に銀を今購入したとします。購入後、もう1段価格が下がる可能性は当然あります。短期的・投機的な視点で捉えた場合、実際に下がったとしたら、それは「負け」なのでしょう。しかし、一時的な結果に振り回されず、「時間的余裕」と「妥当な理由」があれば、それは意味のある投資と判断できるのではないでしょうか。

okane

こどもを育てる時、何か目の前のことでできないことがあったとしても、それがすべてではなく、何かしらうまくいかないことがあっても当然という大きな視点で成長を見守りますよね。このような視点をもって資産を管理することも非常に大切なことだと思います。

柏村 信光
クエスターキャピタル
UnitA-20-16, Level20,
Menara UOA Bangsar 5, KL
Nobumitsu.k@questor-capital.com

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