第1回 たった一輪の花がもたらす 思いがけない豊かな恩恵

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子育てに家事に仕事に、毎日ぐるぐるぐる…。ペットでもいたらさぞや癒されるだろうに…そんなふうに思われている方も多いのではと思います。でもペットだとゴハンをあげたり、トイレ掃除をしたり、犬なら散歩をさせたりと、大変なことも。
犬より世話の焼ける息子ふたり、本物の中型犬3頭、そして日々その世話に明け暮れる夫と暮らす私がおすすめしたいのは、花のある生活。買ってくるのは花一輪、以上。最初から花瓶は必要ありません。キッチンにあるグラスで十分です。
まずは自己流でいいので、花を飾ってみてください。人工物だらけの殺風景な部屋が、たった一輪の花でがらりと違って見えるはずですよ。しかも、疲れているときに花を眺めると、からまった糸がスルスルほどけていくようだし、花に触れるとなぜか元気がもらえるんですよね。
東京で編集者をしていた時代、ある友人がこう教えてくれました。「忙しくて煮詰まったときは、土を触るといいよ。電86hanacolumn-dsc_3271気製品についているアースと同じでね、自分の中に溜まっているものが全部流れていくんだよ」。以来、ことあるごとにしゃがみ込んで土を触ったり、植木鉢の中に手を突っ込んだり。都会の真ん中で不審な行動をくり返しておりました。
その後、マレーシアに来て花屋をはじめたら、花にも土と同じ力があることが分かりました。どんなに疲れていても、花を眺めるだけ、花に触れるだけで元気がもらえるんです。誰でも手軽にはじめられるだけでなく、実はお値段以上の価値が。花一輪とともに暮らす豊かさを、ぜひお楽しみください。

 

 

デイジー(小倉若葉)
HIBANA Flower & Gift Studio Sdn. Bhd.代表。編集者としてマレーシアに日本の花文化を伝えたいと、2015年、仲間とともに完全受注生産型の花屋を設立。
hibana.com.my

2016/10/07 | カテゴリー:花のある生活

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