葡萄酒 百味旅 ~最初のひとくち 想いの滴~

第11回 ロゼワインの魅力

イライラしていたり、少し攻撃的な自分を感じたとき、ピンク色の物を身につけたり、身近にピンク色の物を置くと、心が穏やかになるそうです。私の身近にあるピンク色の物と言えば、ロゼワイン。ということで、今回はこのロゼワインの魅力についてお話します。

●ロゼの基本 ロゼ「rosé」とはフランス語で「ばら色の」という意味です。その言葉通り、最大の魅力がその美しいピンク色です。グラスに注がれたロゼワインを見ているだけで、心地よく見とれてしまいます。
●ロゼの製法 赤ワインと白ワインを混ぜて造る、ではありません。EUにおいてこの製法は原則として禁止されています。基本的に二つの製法がありますが、まずは「マセレーション法」という製法から。皮付き黒ぶどうをそのまま潰し、皮、果肉、種が混ざり合った状態にしておくと、醗酵が始まり果汁に皮の色素が移っていきます。程よくピンクに色付いた頃、果汁のみを取り出しさらに醗酵させるとロゼワインができます。赤ワインの造り方と同じです(さらにしっかりした赤色まで漬け込むと赤ワインができます)。 
 次に「直接圧搾(あっさく)法」という製法について。皮付き黒ぶどうを潰し、果汁だけを取ります。果肉を皮、種と一緒に漬け込まず、潰してすぐに果汁だけの状態にし、その果汁を醗酵させロゼワインを造ります。ぶどうを潰した際に出る皮の色素のみでピンク色になるわけですが、漬け込んでない分、こちらのピンク色は淡い色となります。この製法は白ワインの造り方と同じです(白ぶどうに変えれば白ワインができます)。
 ここで知っていただきたいのは、ロゼと一口に言っても、色のしっかりした赤ワイン風のロゼと、淡い色調の白ワイン風ロゼの二種類があるということです。
●ロゼと料理 ピンク色の食材との相性は◎。ハム、ソーセージ、サーモン。豚や鶏とも合います。さらに言えば、しっかりした濃いピンク色のロゼなら、赤ワインの風味があるので赤い肉系と合わせてもよし。淡い白ワイン風のロゼなら魚介類や野菜との相性がよいでしょう。また、中華料理との相性もよいと言われます。ここはぜひ、ご自身でお試しください。
●ロゼを楽しむ ホームパーティーでロゼがあると華やかですよね。中華レストランにロゼを持ち込んでも楽しいでしょう。バーベキューにキリッと冷えたロゼも最高です。

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塩見 正道

2018/01/24 | カテゴリー:葡萄酒百味旅

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