葡萄酒 百味旅 ~最初のひとくち 想いの滴~

第8回 ソムリエになるには?

桜散り、立命館大学不合格。そして龍谷大学へ。学生生活と同じく始めたホテル内レストランのアルバイト。そこで初めてワインに出会い、三回生にてワインスクールに通い始める。あれから
24年の月日が流れ、今なおワインと共に生きている。有り難き人生と感謝の日々。

本場フランスでは国家資格であるソムリエ。日本においては「日本ソムリエ協会(会長:田崎眞也)」が認定する民間資格です。ただし、厚生労働省職業分類に認定されている独自の職業であり、そこは呼称便乗系「○○ソムリエ」などとは一線を画す。2015年まで、ワインの資格は三つありました。レストランでワインを給仕するソムリエ、酒販店でワインを販売するワインアドバイザー、一般のワイン愛好家向け資格ワインエキスパート。2015年にワインアドバイザーがソムリエに統合され、現在はソムリエとワインエキスパートの二つ。それぞれの上級資格としてシニアソムリエ、シニアエキスパートが存在します。ではどうすればソムリエになれるのか? まず必要なのが職務経験。ワインを提供する飲食店、またはワインを販売する酒販店、その他ワインに関わる仕事を3年以上経験していることが受験資格。従事証明書を出願時に提出します。その後試験は三次まで。一次は筆記。ソムリエ協会発行の「ソムリエ教本(586ページ)」から出題され、8割取れれば合格。続く二次はテイスティング。赤二種、白一種、ハードリカー一種。試験開始直前に各受験者のグラスに注がれ、色、香り、適したグラスの形状、品種、産地、生産年などを答えます。マークシートですが選択肢が多いので迷います。最後の三次は実技。受験者はそれぞれ個室に呼ばれ、仮想客(試験官)が注文するワインを抜栓し、デキャンティング(ワインを別容器に移す作業)をします。細かな手順・作法があり、減点方式で採点。最近ではこれに加え、試験官の質問に答える口述試験もあるようです。そしていよいよ最後の関門。最終試験合格者は認定料をソムリエ協会に徴収されます。これを払わないと、金に輝くブドウのバッジはもらえません(笑)桜咲き、30代最後の挑戦で挑んだ試験に無事合格。受験勉強を支えてくれた妻に感謝の日々。

 

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塩見 正道

2017/08/04 | カテゴリー:葡萄酒百味旅

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