2012年10月-Anak angkat持ち上げられた子供!?

 

 私がマレーシアでずっとお世話になっているのが、マレーシアのお母さん。AFSの交換留学生としてマレーシアの高校に一年間通った時のホストファミリーのお母さんである。それからというもの、結婚式から出産と、ずっと母親代わりのようにお世話になりっぱなし。そんな寄生虫のような私を「Anak angkat(アナッアンカッ)」と呼びます。

 今回のテーマは「アナッアンカッ」です。「Anak(アナッ)」は「子供」、「angkat(アンカッ)」は「持ち上げる」。直訳すれば「持ち上げられた子供」。でも意味は「養子」です。アナッアンカッは、日本の「養子」よりも、広い意味で使われています。

 私のお母さんはなかなかのつわものでアナッアンカッが多いのです。私が住んでいた時は、アナッアンカッが3人も一緒に暮らしていました。これまで合計8人もアナッアンカッがいるんです! 理由を聞いてみると、マレーシアに親がいないのを不憫に思ったのと、自分を慕って遊びに来てくれるとうれしいから、だそう。ちなみに彼女自身の子は4人います。そして、アナッアンカッも成人して働いたら、お母さんに恩返しです。ハリラヤに集まり、準備を手伝ったりプレゼントをあげたりしています。

 生後3日目の赤ちゃんのアナッアンカッをもらったりもします。兄弟や親戚の子供をもらうというケースが多いです。そういえば、数年前に結婚した歌手のシティ・ヌルハイザも「アナッアンカッ」をもらったとニュースでみました。そしてマハティール元首相も「アナッアンカッ」をもらうのが好きで、大勢いるそうです。理由は人それぞれですが、太っ腹な文化ですね!

 そんなあなたも「アナッアンカッ」になってみませんか? なり方はシンプル。気が合いそうなおばさんかおじさんがいて、ちょくちょく遊びに行っているうちに…、知らない間に、あなたはその家族にはかけがえのない「アナッアンカッ」に!!

Bintang&Bulan

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