オットット爺やのつぶやき

 部屋に連れ込んだだろう? 朝早く目覚めた。モスクワ郊外の安ホテル。ベッドのサイドテーブルに手を伸ばしたが、あるはずの「マールボロ」に手が触れない。重たいまぶたを開けると「ない」。テーブルの上に置いたはずのテープレコーダ……(続きを読む)

国境越える自由な想像力を 海岸に寝そべって海を眺めていた。自由になった解放感はあったが、いつまでもここに居続けるわけにはいかない。唯一の情報源は、世話になっている漁民の家のラジオだけだった。1949年11月、台湾に近い与……(続きを読む)

「親日台湾」に甘えてはならない 「ただいまぁ」。階下から男の子の元気な声が聞こえた。てっきり日本人と思い込んでいたら間違いだった。声の主は台湾人で、同居する祖父母がしょっちゅう日本語を使うため覚えたのだという。台北に4年……(続きを読む)

似た者同士 「生き馬の目を抜く」。他人を出し抜いて利益を得るという意味で「油断も隙もない」例えとされる。「刹那的」や「薄情」など負のイメージが強い。1980年代の後半、香港特派員をしていて、これほど香港にふさわしい形容詞……(続きを読む)

グローバル化は止まらない やはり世界は彼に振り回されている。近く米大統領に就任するドナルド・トランプのことである。彼は、国交のない台湾の蔡英文総統と電話会談し世界をアッと言わせた。続いて米TVのインタビューでは「貿易など……(続きを読む)

蓮舫! 悩みは率直にさらけ出そう 後味の悪い議論だった。蓮舫・民進党代表の「二重国籍疑惑」である。彼女が民進党代表選挙に立候補したこの夏、日本と台湾との「二重国籍」を指弾する声が上がり、メディアで炎上した。最初は否定して……(続きを読む)

恩讐の“兄弟” 森の小道を登ると二階建ての建物が視界に入った。グレーの煉瓦造りの瀟洒な家は、中央の玄関を挟んで左右対称、山荘のようにもみえる。一階の窓から中を覗くと、書斎風の部屋やベッドルームがあるが家具はなし。生乾きの……(続きを読む)

刺身をナイフ&フォークで 料理がおいしいかまずいか。それは、食べ方の所作にも大きく左右される。要は、箸さばきやナイフ、フォークの使い方で、おいしそうに見えたりまずく見えたりする。箸文化で育った身からすると、ナイフとフォー……(続きを読む)

「先進国人」に居場所はあるの 久しぶりにオットットしてしまった。日曜の夕、お笑いコンビが「街歩き」をするTV番組をボケ~っと眺めていた時のことである。「街歩き」の場所は香港。コンビの一人が「あっガイジンがいる」と、欧米観……(続きを読む)

健全なナショナリズムって?  民族差別をあおる「ヘイトスピーチ」のシンポジウムに呼ばれ発言した。尖閣諸島(中国名 釣魚島)紛争で、領土ナショナリズムが炎上した3年前、東京造形大の前田朗教授と新右翼「一水会」の木村三浩代表……(続きを読む)

このページの先頭へ