カテゴリー:オットット爺やのつぶやき

  • 2014年12月-演技

     かたや10時間、こなた25分〜。アジア太平洋経済協力会議(APEC)が開かれた北京での米中首脳会談と日中首脳会談の所要時間のことである。会談の重要性は時間だけから判断すべきではない。重要な懸案がなければ、会談をしない選…
  • 2014年11月-すっごーい!

     分かり易いことはよいことだ、とつくづく思う。今年のノーベル物理学賞は、青色発光ダイオード(LED)を初めて作り、実用化につなげた赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に決まった。LEDは、すぐ切れる白熱電球や、チカチカと寿命を…
  • 2014年10月-オンナのくせに・・・

     「男勝り」「女々しい」「男らしく」。日常会話で何気なく飛び出す言葉。使う側に悪意がないにしても、ジェンダー論から言えば明らかな差別用語である。日本ではことし、生物学的な性差ではなく、社会的、文化的な文脈から性差を問うジ…
  • 2014年9月-お盆と夏休み

     お盆を過ぎれば、長かった夏休みも終わる。残るのは手を付けていない宿題の山。縁側に座ってスイカを食べながら、種をプッと地面に飛ばす。「来年の今ごろ、この種からでっかいスイカがなるといいなあ」。他愛もないことを考えているう…
  • 2014年8月-情緒から理性へ

     教室を埋め尽くした約200名の女子大生の6、7割が、すこしざわめきながら手を挙げた。東京の有名女子大で「日中関係」について話をするに先立ち「中国に好くない印象をもっている学生、手を挙げてみて」と聞いてみたのである。「じ…
  • 2014年7月-半労働者

     「おはようございます」。息を切らせながら駆け込んだ彼女は、笑顔をつくりながらこう挨拶する。腕時計をみれば午後4時。「おはよう」の時間じゃない。終業のチャイムとともにぞろぞろ部屋を出る若者達が「お疲れ様でした」と、こちら…
  • 2014年6月-作り笑い

     記者の仕事は人間関係づくりにある。情報源の懐に飛び込んで情報を引き出す。それには信頼関係がなければならない。信頼関係を築く手っ取り早い方法は会食だ。相手が酒を飲めるならもっとよい。酒を酌み交わせば、だんだん向こうも気を…
  • 2014年5月-解放区に入った

     さながら「解放区」だった。アスファルトの路上に直接敷かれた布団にテント。少し汗ばむ初夏の陽気の中、ガジュマルの樹の下で青空集会が開かれている。周囲のビルの壁には馬英九総統を茶化したマンガや、与党、国民党批判のスローガン…
  • 2014年3月-カオに出る

     心臓カテーテル検査を受けたことがある。ちょうど10年前。まず造影剤が体に注入されると、間もなく脳血管に「温かいもの」が届く。造影剤で頭全体が温まり、やがて上半身から下半身を浸され、ついに足の爪先まで到達した。大動脈から…
  • 2014年3月-虚飾と詐欺の間

     すっかり欺されていた。「現代のベートーベン」といわれたあの作曲家のことである。昨年3月放送されたNHKスペシャル「魂の旋律〜音を失った作曲家〜」をたまたま観たせいか、広島の被爆二世で「35歳で聴力を失った後も絶対音感を…

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