2012年1月-この人のセニョ〜ム 三好良一さん

漫画がほんとの出会い。小中学時代は「漫画家」になるのが夢でした

三好良一さん1955年6月27日、福岡県大牟田市生まれの長崎市育ち。立命館大学卒業。1983年にオイスカの農業指導員としてマレーシアへ派遣される。サバ州、インドネシア、コタバル、KLを経て2002年よりコタキナバル在住。現在は独立し環境コンサルタントとして、植林活動やCDM事業に従事する。

 写真は、本誌連載コラム「コタキナバル読書日記」の筆者、三好良一さん。昨年の12月、冒険小説家の船戸与一さんに同行し(旧日本軍のマレー上陸作戦の足跡を辿る取材)、東海岸のコタバル、トレンガヌ、クアンタンを周って、KLにお立ち寄りになった。KLは、5年ぶりだったそうで、「帰りの(コタキナバル行き)フライトまで5時間しかない」というタイトスケジュールのなか、「とんこつラーメンを食べること」と「本を買うこと」を予定通り終えて、ご満悦のところをデジカメで撮らせていただいた。

 三好さんは、農業指導と植林活動のスペシャリストだ。56歳になった今でも、植林ともなると約1週間もジャングルの中にこもることが少なくない。…と聞けば、さぞかし「頑強な体躯で物静かな人」とのイメージを抱きがちだが、目の前の三好さんはジャングルとは縁遠い華奢な体つきで、一度話し始めたら止まらない、とても話好きな方である。

 「小さい頃はひ弱で、それが嫌で中学時代、毎日腕立て伏せ50回などで体を鍛えていた」という三好さん、小・中学時代は漫画を描くのが得意で、「漫画家」になるのが夢だった。「(漫画家の)小林よしのりさんもやっていたそうですが、授業の合間の休み時間に絵描きノートに漫画を描くと、いつも数人の同級生が取り巻いていました。」

 その後興味の対象が漫画から映画(昼食代を貯めて映画館へ通いつめていた)、本へと移っていった。

 「高校時代、ミュンヘンオリンピック期間中でも、毎日ベトナム戦争が報道されていました。『なぜ?』という疑問が湧いてきたんです。」国際政治、歴史、哲学、ノンフィクションなどいろんなジャンルの本を読み始めたのは、ちょうどこの頃だった(なかでも本多勝一著『戦場の村』に衝撃を受けたという)。

 今でも常に10冊は併読しているという三好さん。コラムでは毎回、幅広いジャンルのなかから本を紹介してくださっているが、今年はどんな本が登場するのか楽しみである。

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