2016年7月-この人のセニョ〜ム 溝口 理恵 さん

Clipboarder.2016.04.05いいモノを取り揃えたカフェが発信地。毎日を丁寧に暮らす生活スタイルを提案していきたい。

エグジビットアジア・トレーディング代表。1981年、静岡県浜松市生まれ。高1のとき、交換留学生として一年間オーストラリアの高校へ。大学卒業後は、再びオーストラリアへ渡り、ANUの大学院で持続可能な文化遺産開発と管理を専攻する。帰国後の2005年、たまたまマレーシアの求人募集を見つけ来馬。2013年6月、ライフスタイル提案型のカフェ「エグジビット・カフェ」をオープン。KINTO、CORES、RIVERSの正規販売代理店。

溝口さんが経営するカフェ「エグジビット・カフェ」は、KL市内にある住宅街TTDIの古いショップハウスの2階にある。セニョ~ムが最初に訪れたのは、オープン間もない2013年のこと。店内はカフェというよりショールームを思わせる、溝口さんが厳選したこだわりのコーヒー器具や器、家具が置かれていて、淹れるコーヒーの豆も丸山珈琲とフグレントウキョウにこだわった、高級志向のカフェ。
当時は「こだわりのカフェ」が少なかっただけに、正直、「大丈夫かしら」と心配したが、エグジビット・カフェはそんな他人の心配をよそに、進化を遂げていた。現在はカフェ経営に加え、日本から取り寄せたコーヒーグッズや器などを、ロビンソンデパートやカフェ、レストランなどに卸している。昨年11月にはKLセントラル駅にあるオフィスビル・Qセントラルに2号店「{x}coffee」をオープン。

そもそもカフェ経営の経験などなかったという溝口さんだが、「カフェや飲食店でのアルバイト経験から基本的なバリスタ技術や品質管理、オペレーションの流れを理解していたので、飲食店の開業には、あまり恐怖心はありませんでした」。しかし当時のマレーシアは、まだまだカフェ文化が根付いていなかったため、物件探しや内装、家具選びなど苦労が多かったという。

「物件探しでは、『カフェを開く』と言うとインターネットカフェで危険と思われ、『コーヒー店』と言うとコピティアムで汚くなると思われ、何度も契約を断られました。内装も、何度話し合いをしても希望通りに進めることができず、結局自分たちでデザインし直しました。デザインは素人だったので、毎日深夜まで建築やインテリアデザイン、色彩などの本を読んで、四苦八苦しながら、図面を書いたのを覚えています。また、おしゃれな家具や雑貨なども、今ほど流通していません。家具は、KLだけでなく、マラッカやジョホール州にも探しに行きました」。

開業後もトライ&エラーの繰り返しで、たくさん失敗したという溝口さんだが、お店のコンセプトである「こだわりのグッズとコーヒーを提供する=ライフスタイルの提案」の軸をぶらさず、今年、ようやく3年目を迎えた。
「気が付いたらマレーシアに来てもう11年。これからも『日々の生活を豊かにするモノ』を提供して、当地の生活や文化レベルの向上に貢献していきたいと思っています」。

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