2020年7月-この人のセニョ〜ム特別編 岡 浩 駐マレーシア大使

岡 浩 駐マレーシア大使
在留邦人の皆さまの生活と事業を、
しっかりと後押しさせていただきたいと思っています。

1959年1月11日、愛媛県生まれ。東京大学法学部在学中に外務公務員採用上級試験に合格。
82年に卒業し外務省に入省する。
入省後の翌年、アラビア語の語学研修のためカイロに一年間留学する。2003年中東アフリカ局中東第一課長、05年在サウジアラビア日本大使館参事官、08年在英国日本大使館公使、14年国際情報統括官、16年トルコ駐箚特命全権大使、17年中東アフリカ局長を経て、19年10月マレーシア駐箚特命全権大使に就任。

 外交官としてはこれまで二回のサウジアラビア勤務を含め中東関係に長く携わっていましたので、マレーシアに初めて着いた時の鮮烈な印象をよく覚えています。砂漠と土漠が広がり、アラブやイスラムの影響が社会・文化の隅々までに色濃く反映された中東の国々と異なり、マレーシアには美しい緑が広がり、イスラム的なマレー文化と中華系文化、そしてヒンズー色の強いインド系文化が眩いばかりに混在し共存していたことです。KL市のスローガンが「City of Diversity and Contrast」というのも頷けます。個人的には、「and harmony」を追加していただいたらいいのにと思います。外交官の仕事は、相手国と日本との関係を一つでも二つでも前に進めるお手伝いをすることにあり、これまで様々な場面に身を置きました。イラクの復興支援のためにサマーワのトレーラーハウスで生活し、防弾チョッキとヘルメットを着こんで装甲車に乗り、自衛隊の方々と電力施設の設置、学校の修復、水道網の整備等に携わりました。昨年は日本の総理としてイラン革命後初となる安倍総理のイラン訪問に同行し、ハメネイ最高指導者やローハニ大統領から日本への強い期待を伺うことができました。また前任地のトルコでは、エルドアン大統領に信任状を奉呈した際に、在留邦人の安全についての取り組みをお願いしました。マレーシアとの間では東方政策の下で40年間に渡る人の往来の厚みがあり、また昨年は日本からの直接投資が第一位だったように経済面での強い繋がりがあります。お目にかかった国王やムヒディン首相も日本との関係強化への強い期待を述べておられました。現在そしてこれまでの様々な方々の弛まぬ努力により、両国の強い信頼関係が築き上げられていることに深い敬意を表したいと思います。 新型コロナの感染はマレーシアでは徐々に安定に向かいつつありますが、在留邦人の皆様のお一人お一人が健康に留意され楽しく充実した生活を送られること、また当地で事業に携わっておられる方々が難しい状況を乗り越えて、ますます事業を発展させていかれますよう、心から祈念しております。大使館としましては、皆様の事業や生活をしっかりと後押しさせていただきたいと思っていますし、そのためにも、できるだけ早く各州を訪問したいと思います。妻とボボ(13歳の猫)とで赴仼しています。今までプレイする機会がなかったゴルフを60の手習いで始めており、思うようには上達しませんが、見かけられましたらどうぞ声をおかけください。


 

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