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2023年1月-この人のセニョ〜ム 在マレーシア日本国大使館 髙橋 克彦 特命全権大使
- 2023/1/3
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- 2023年1月-この人のセニョ〜ム 在マレーシア日本国大使館 髙橋 克彦 特命全権大使 はコメントを受け付けていません

1963年岩手県盛岡市出身。東京大学法学部第二類卒業。1987年外務省入省。2007年中東アフリカ局中東第二課長就任以降、在イラク日本国大使館参事官、国際連合日本政府代表部公使、在サウジアラビア日本国大使館公使、中東アフリカ局長等の役職を経て、2021年11月より駐マレーシア特命全権大使に着任。Twitterを駆使して、日々の公務活動を発信する異色のPRマンとしても知られている。
在馬邦人の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
昨年4月にマレーシアの国境がオープンしてから、当地での生活は正常化しつつあり、その中で日本人が関与する活動が活発化してきていることを非常に嬉しく思います。昨年11月には、マレーシアで新政権が立ち上がり、今後様々な政策案が出てくると思われますが、その政策を上手く活用して、当地で生活をしている邦人の皆様の元気が出るように盛り上げるのが、私の務めでもあります。
マレーシアは、治安面で比較的恵まれた国ですが、邦人保護の観点より、日本大使館として適切に対応して参ります。究極的には、邦人の皆様におかれましては、日本大使館の存在を気にせず、日々健康で楽しく過ごして頂きたいと思っておりますが、有事には「砦」として頼っていただけるような存在であるべきと認識をしています。
マレーシア人は非常にホスピタリティ精神が高い国民性ですが、一方で文化の違いもあります。最初のコンタクトは、若干の緊張を強いられますが、対話の機会を重ねていく内に親しくなり、お互い心から笑い合える瞬間は格別です。特にマレーシア人は、地元の食べ物に誇りを持っていますので、例えば私が、「ジョホールのラクサが美味しいよね」と言うことでお互いが笑顔になることもあります。また、私はドリアンが好きで、ドリアンを食べるというだけで相手は喜んでくれますので、私の鉄板ネタでもあります。
プライベートでは、夫婦共通の趣味であるゴルフを楽しんでいます。着任早々、ロイヤル・セランゴール・ゴルフクラブのメンバーになりましたが、マレーシアには戦略的なゴルフコースが沢山ありますので、妻や友人たちとコースを回る時は、笑顔が絶えない楽しい時間です。
昨年2022年は「東方政策40周年」として、各地で様々なイベントが開催されました。日本大使館が認定した行事だけでも180件に上ります。皆様から支援をいただき無事開催できたことに改めて感謝をお伝えすると共に、日々のマレーシア人との触れ合い一つ一つの積み重ねが、より強固な二国間関係を醸成する上で大切だと考えています。皆様も、もしも困難があれば遠慮なく日本大使館までご相談下さい。私も、現在のマレーシアとの良好な関係を当然視することなく、邦人の皆様と共に発展性のある関係を築いて参る所存 です。
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