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ぶどう酒百味旅 ~最初のひとくち 想いの滴~ 第21回
- 2022/4/1
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日本人に人気のスペイン料理と言えば、アヒージョもその一つではないだろうか。海老やキノコといった食材をオリーブ油が入ったカスエラという名の陶製器でグツグツと煮込んだ料理。パンと一緒に食されることが多い。ご家庭やホームパーティーで作った経験のある女性陣も多いのではないだろうか。今回はこのアヒージョを美味しく作るためのコツを伝えたい。まず大事なことは、食材にしっかり下味をつけること。魚介類に限らず、きのこの場合も同じ。紫音の場合、塩・コショウ・ガーリックパウダーを食材にしっかり揉み込み、しばらく置いてから煮込み始める。もう一つ大事なこと、それはオリーブ油にしっかり塩を入れること。「ちょっと多いかな」と感じるぐらいの量でちょうどいい。神輿が祭りで鮮やかに舞うために必要なものは、屈強な担ぎ人達。塩は彼らのような存在だと思えばいい。
さて、フランスのみならずヨーロッパ中のブドウ畑を襲ったフィロキセラという名のアブラムシではあったが、その後対処法が考案され姿を消すことになった。とはいえ、ボルドーのワイン生産者達がリオハへ伝えた高度な醸造技術が消えることはなく脈々と受け継がれ発展し、今やリオハと言えば世界屈指の高級ワイン銘醸地としてその名を轟かせている。
【最後にひとこと】
金のなかった青年はその後紆余曲折な人生を経て、2014年に紫音を開業しました。
塩見 正道 プロフィール
元パプアニューギニア日本国大使館の公邸料理人。日本ソムリエ協会認定のソムリエでもある。現在、アラダマンサラ地区にて、葡萄酒百味処紫音を営む。「シェフ+ソムリエ×マレーシア」な日々を過ごす。
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