わくわく!マレー語の暮らし buka ブカ = 開ける・つける・脱ぐ

わくわく!マレー語の暮らし

サフィヤ  プロフィール
2012年にマレー系マレーシア人と結婚。KL郊外に住み、夫の家族や親戚、ご近所付き合い、モスクでの交流など、マレー語に囲まれた暮らしをしています。

 buka ブカ = 開ける・つける・脱ぐ

 マレーシア人が休日に行く場所といえば、ショッピングモールでしょう。とある女性が婚約者とのデートでショッピングモールへ行ったと嬉しそうに話してくれました。レストランで食事して、ダイソーで買い物して、アイスクリームを食べた、と。日本だったら中学生かと言いたくなりますが、そういう私たち中年夫婦の休日も同じ。ああ、季節の風景や味覚を楽しむ日本の休日が懐かしいもの
です。それにしても次から次へと新しいモールがオープンして、そんなに必要なのかと思ってしまいますが、どこもそれなりに混雑しているところを見ると需要はあるのでしょう。そんなオープンしたてのモールやお店などにkini dibukaと書かれているのを見たことがありますか。「kini(キニ)=現在・最新」で、「di-」は受身を表して「dibuka(ディブカ)=開けられる」となり、つまりニューオープン!新規開店!という意味になります。

 このbukaという動詞ですが、まず【①開ける】は、「buka pintu(ピントゥ)=ドアを開ける」「buka tingkap(ティンカッ)=窓を開ける」「buka kedai(クダイ)=店を開ける」など。さらに【②つける】の意味もあり、「buka TV=テレビをつける」「buka lampu=電気をつける」など、日常生活でよく使う言葉です。ここまでは、前回のコラム「tutup(トゥトゥッ)=閉める・消す」の対比になっていますね。

  さらにbukaには【③脱ぐ】という意味もあります。シャツのボタンを外してぱあっと脱ぐ動作が、観音開きの扉を開けるようなイメージだから、開けるも脱ぐも同じ単語なのかしら。「buka baju(バジュ)=服を脱ぐ」「buka kasut(カソッ)=靴を脱ぐ」など、他にも帽子を脱ぐとか、腕時計やアクセサリーを外すとか、全部bukaです。帰宅したら、ドアを開けて、電気をつけて、マスクを外して、服を脱いで、テレビをつけてと、ブカブカだらけの日常なのでした。

   ラマダン月には、buka puasa(ブカプアサ)という言葉も飛び交います。「puasa(プアサ)=断食」で、buka puasaは一日の断食明けを意味します。毎日この時間(日の入りの時間)が来ると、神に感謝しながら食べ物を口にします。今や、とにかく健康でいられることに感謝の日々。何気ない暮らしのひとこまに目を向けながら、次回は「着る・履く」のお話をいたします。

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