わくわく!マレー語の暮らし Hari Krismasハリ クリスマス = クリスマスの日

わくわく!マレー語の暮らし

Hari Krismas ハリ クリスマス = クリスマスの日

ケンタッキーフライドチキン(KFC)を年に何回食べますか? 私は日本で年に1回食べるか食べないかだったのに、マレーシアでは年に10回以上食べています。とにかくマレーシア人はKFCが大好き。夫の同僚が会社を辞めるから皆で食事してくるって、それもKFC。中学生かっ!と言いたくなります。私が体調を崩すと夫はだいたいKFCを買ってくるし、結婚前のデートで連れて行かれたこともありました。


日本での子供の頃の思い出は、やはりクリスマスにチキンを買いに行ったことです。店の混雑や行列すら楽しくウキウキしたものでした。クリスマス=KFCという日本の話をすると、マレーシア人は面白がります。何でその連想になるのか不思議らしいです。


マレーシアでは12月25日は祝日、その日をHari Krismasといいます。「hari(ハリ)=日」で、2回重ねれば「hari-hari(ハリハリ)= 毎日」となります。それにしてもクリスマスシーズンのショッピングモールの飾りつけは盛大ですよね。「イスラム国家のマレーシアでこんなに派手にお祝いしていいの?」と思う方もいらっしゃるのでは? そもそもクリスマスはイエスの誕生日。実はこのイエスは、イスラム教のコーランにも登場する預言者の1人なのです。


預言者(予言者ではありません)とは、神の言葉をあずかる人間のこと。ムハンマドはその最後の人ですが、実はそれ以前にも何人もいたのです。宗教という形になった第1弾がユダヤ教、その後も神の言葉はどんどん追加されていって、第2弾がキリスト教。さらに神が最後に言葉を下した相手がムハンマドで、それがイスラム教。コーランには第1弾から第3弾まで全部記されているので、イエスも登場するのです。イエスを預言者の一人(人間)と捉えるか、神の子と捉えるか、そこに宗教の違いがあるとはいえ、イエスは尊敬に値する人。マレー人男性の名前にイサさんがいますが、実はこれはイエスのことです。


そしてマレーシアでもクリスマスは宗教から離れた楽しい行事となっており、どの宗教の人も雰囲気を楽しんでいるようです。サンタクロースはというと、あの服装では暑いのか、トナカイがマレーシアまで飛べないのか、ほとんど来ないようですが…。皆さま、よいクリスマスを、そしてよいお年をお過ごしくださいませ。

サフィヤ  プロフィール
2012年にマレー系マレーシア人と結婚。KL郊外に住み、夫の家族や親戚、ご近所付き合い、モスクでの交流など、マレー語に囲まれた暮らしをしています。

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る