わくわく!マレー語の暮らし ibu bapa イブ バパ = 両親

わくわく!マレー語の暮らし

ibu bapa イブ バパ = 両親

私の仕事は日本語教師ですが、初級で「帽子」「お兄さん」などの新しい言葉を教えていたら、「かぶと」「兄上」じゃないのかと質問されたことがあります。その男の子はアニメやゲームで日本語を覚えたそうです。そんな私もマレーシアに来た当初は、勉強のためにとローカルのテレビをよく見ていました。インドネシアのドラマにマレー語字幕が付いていて、おかげで辞書を引きやすく、いい勉強になりました。でも、何度も耳にするので自然に覚えた言葉が「bodoh(ボド~)=バカ」やら「ibu kandung(イブ カンドン)=血が繋がった母親」やら。誰が母親か分からなかったり、ヒロインがワニの池に放り込まれたり、色んな意味でドロドロ。他にも日本のドラマにマレー語字幕がついていたりと、語学学習にドラマはなかなか役に立ちますが、やっぱりヘンな言葉を覚えてしまうものですね。

ボド~はさておき、今日は「ibu(イブ)=母」と「bapa(バパ)=父」を覚えましょう。ふたつ並べて「ibu bapa=両親・父母」です。興味深いのはこの語順、日本語と違って「母」が先なのです。母親を大切にする文化や宗教が影響しているのでしょうか。またibuの方は「ibu pejabat※1(イブ プジャバッ)=本社・本部」や「ibu roti※2(イブ ロティ)=イースト菌」などの熟語もあります。

日本でも母親に対する呼び方が色々あるように、マレー語でもibuの他に「mama(ママ)」「mak(マッ)」「umi(ウミ)」などがあり、ibuを含めどれも子供たちが母親を呼ぶ時に使われています。一方、父親も同じく「papa(パパ)」「ayah(アヤ)」「abah(アバ)」などの呼称があります。特に意味や使い方の違いはなく、それぞれの好みで呼んでいるようです。

日本ではマザコンと言われそうな男子がマレーシアにはたくさんいますが、彼らが母親を想う気持ちは、決してそんな一言で片付けてはいけないのでしょう。夫も母親を慕ってやみませんが、義母を見ていると息子にべったりというわけではなく、息子が田舎に帰ってきたらあそこの屋根とこっちの水道を直せとこき使い、我が家に泊まりに来た時には夫の料理の味が薄いと一蹴し、男子は大変だなとつくづく思います。ちなみに義母は私には優しいです。男子は母親を大事に、姑は嫁を大事に、これが平和な世の中の秘訣なのかも⁈

 

※1 pejabat(プジャバッ)=事務所・部・局   ※2 roti(ロティ)=パン

サフィヤ  プロフィール
2012年にマレー系マレーシア人と結婚。KL郊外に住み、夫の家族や親戚、ご近所付き合い、モスクでの交流など、マレー語に囲まれた暮らしをしています。

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