わくわく!マレー語の暮らし masuk マソッ = 入る / keluar クルア~ = 出る

わくわく!マレー語の暮らし

bangun バングン = 起きる / tidur ティド~ = 寝る

6月10日から「回復のための活動制限令」となり、州を越える移動が許可されました。友人のマレー人家族は、9日深夜に日付が変わるやいなや出発、10日早朝にはbalik kampung(バリカンポン=田舎に帰る)という勢いぶり。他にも多くの友人がいそいそと帰省していました。そういう我が家も仕事の都合で2週間遅れたものの、ウキウキと帰省。夫は3月初旬に一度帰省していたので、せいぜい3ヶ月ぶり程度なのですが、田舎の家族と涙を流さんばかりに喜び合っていました。それくらいバリカンポンは大切なことなのですね。

私はというと、たとえ日本に帰れたとしても涙は流さないかなあ。夫の田舎への帰省については、水シャワーが辛いとかいう諸々の問題は置いといて、実はいまだに困っていることがあります。それは言葉の問題です。例えば「寝る」はtidurなのに、義母は「グリン」と言います。そう、マレー語にも方言があって、全く単語が違ったり、知っている単語でも発音やイントネーションが違ったり、よく聞き取れません。特に義母の方言は強く、愛想笑いするしかない嫁です。 

さて、私達が帰省した時はまだ学校が始まっておらず、中学生の甥っ子が3人置き去りにされていました。置き去りなんて可笑しな表現ですが、親だけ先に都会に戻っていたので、そう言いたくなります。大変なのは義母ですが、朝、大量にごはんを炊いて、チキン1羽分調理して、ミーゴレンでも作って、テーブルの上に置いて覆いをかぶせておく。あとは一日、好きな時に勝手に食べてね、というスタイルです。そしてソファーに座ってのんびり。床にゴミがあるなと気付いたら、孫に掃除するように指示。おばあちゃんは強し。 そのおばあちゃんが毎朝毎晩孫に言う「起きる」と「寝る」ですが、bangunの方は学校生活でも使われている言葉です。学級委員が「バングーン!」と大きい声で言うと生徒たちは立ち上がって、そろって先生に挨拶をします。日本語の「起立!」ですね。日本語もマレー語も、単なる「立つ(berdiri ブルディリ)」という動作だけではない、心や頭を切り替え起こす意味合いを含んでいるように思います。 

3月の活動制限令で堂々とtidurの日々から、のろりのろりとbangunの私。新しい朝(新しい日常)をさわやかに過ごしていきましょう。

 

サフィヤ  プロフィール
2012年にマレー系マレーシア人と結婚。KL郊外に住み、夫の家族や親戚、ご近所付き合い、モスクでの交流など、マレー語に囲まれた暮らしをしています。

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