わくわく!マレー語の暮らし suami isteri  スアミ イストゥリ = 夫婦

わくわく!マレー語の暮らし

suami isteri  スアミ イストゥリ = 夫婦

先月号では「「ibu(イブ)=母」と「「bapa(バパ)=父」をふたつ並べて「「ibu bapa=両親」となり、語順は母が先というお話をしたので、ふむふむ今回も妻が先かなと想像できるわけですが、意に反して「「suami(スアミ)=夫」と「「isteri(イストゥリ)=妻」を並べて「「suami isteri=夫婦」なのです。語順は日本語と同じですね。

イスラム教徒であるマレー人と結婚してみて分かったことは、やっぱり結局どこも女が強い(個人の感想です)。しかし、あらゆる責任は夫が担う。この責任という意味で、語順は夫が先になるのだと考えられます。

ある日のこと、私は仕事先で目が真っ赤に充血していました。痛くも痒くもなかったのですが、同僚のマレー人のオジサンが「夫に電話しなさい」と言うのです。夫も仕事中なのにわざわざそんなと思いながらも、オジサンがじっとこっちを見ているので一応電話。オジサンにばれないよう日本語で適当に話をして切りました。するとオジサン「迎えに来てくれるって?」と。もそもそ口答えしていたら、オジサンが電話を奪い取る勢いで代わりに私の夫に話し、夫は会社を早退してすぐに迎えにきました。たかが目の充血で。オジサンいわく「もしこれで妻になにかあったら夫の責任だからね」と。結局クリニックで目薬をもらっただけでしたが、もし私に熱があったら夫は当然のように会社を休むし、夫が妻の送り迎えをする(単にショッピングであっても)というのもよく聞きます。

一見ラブラブな話ですが、意外とマレー人の離婚率は高いようで、私の周りにも離婚経験のあるマレー人が何人もいます。キナバル登山で夫が先に行ってしまったという理由で離婚した友人も。しかしその後再婚する人も多く、すべては神のお導きだからと、子連れ再婚であれ、晩年の再婚であれ、堂々とモスクで結婚式を挙げています。何事も「「Insya Allah(インシャアッラー)=神が望むなら/神のお導きのままに」なのでしょう。

未来のことは誰にも分かりません。極端な話、1秒後のことだって分からない。全てはインシャアッラーなのですが、この考えだと不安に苛まれることがありません。私たち夫婦の行く末も、皆さんの将来も、『セニョ~ム』の今後も、ニッポンの未来も、全てインシャアッラー!! 気楽に、心穏やかに、ルンルンと歩いていきましょう。

サフィヤ  プロフィール
2012年にマレー系マレーシア人と結婚。KL郊外に住み、夫の家族や親戚、ご近所付き合い、モスクでの交流など、マレー語に囲まれた暮らしをしています。

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