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- アンナ先生の健康アドバイスー第13回 高血圧
高血圧
血圧とは、心臓から血液を送り出すときに血管にかかる圧力のことをいいます。心臓が収縮して血液が送り出されるときの血圧を収縮期血圧(最高血圧)と呼び、収縮した後に拡張した時の血圧を拡張期血圧(最低血圧)と呼びます。高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。
血管の壁は本来弾力性があるのですが、高血圧状態が長く続くと血管はいつも張りつめた状態におかれ、次第に厚く硬くなります。これが高血圧による動脈硬化で、この動脈硬化は大血管にも、小血管にも起こり、脳出血や脳梗塞、腎硬化症、大動脈瘤、心筋梗塞、眼底出血などの原因となります。また、心臓は高い血圧にうち勝つために無理をするため、心臓肥大が起こり、心不全になることもあります。
こうした合併症を予防するためには、高血圧にならないように注意し、既に高血圧の人は血圧を正常化することが必要です。血圧は、「収縮期血圧が120未満、拡張期血圧が80未満までがいい」とされています。高血圧がある場合は3~6ヵ月に一回、医師と相談し、高血圧による合併症が発症していないかどうかを確認するためのテストを行う必要があります。 BMIは、19~25の間に維持できるようにしてしてさい。
できれば、定期的に血液検査を行ってコレステロール値を確認し、1、2年に1回、ECGまたはストレステストを実施してください。 食事は塩分の低いものにし、健康的にバランスのとれた食事を摂ること、定期的な運動も心がけてください。たまに白衣症候群という、病院やクリニックに行った時にだけ血圧が上がる現象があるので、自宅で定期的に血圧を測る事をお勧めします。
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