アンナ先生の健康アドバイスー第23回 抗生剤はなぜ飲みきらないといけないの?

抗生剤はなぜ飲みきらないといけないの?

「前号で、なぜウィルス性の風邪には抗生物質が効かないのかをお話しましたが、今回は、「処方された抗生剤はなぜ必ず飲みきる必要があるのか」についてです。
「この薬は必ず5日間、飲み切ってください」と医師から指示された薬を、症状が軽くなったからといって途中で止めてしまったことはありませんか? 「1回2錠」などと指示された薬を、自己判断で1回1錠に減らして服用したことはありませんか? 

処方された量、回数、期間を服用しないと、細菌感染症が治らないだけではありません。不適切、不十分なことで、抗生剤が効かない細菌が生まれることがあります。それが、薬剤耐性菌です。  細菌も生き物なので、生き延びるために環境に合わせて変化します。抗生剤で自らの生存が脅かされる時には、抗生剤に耐えられるよう性質を変えたもの(耐性菌)が一定の割合で出現します。抗生剤を使えば使うほど、増えていきます。

抗生剤を服用する際は、必ず医師や薬剤師の指示を守り、適切な量を適切な期間服用しましょう。以前に処方された抗生剤が残っていても、それを自己判断で飲むことはやめましょう。似たような症状でも、原因となる細菌が異なる場合があります。また、同じ細菌でも、中途半端な服用は耐性菌を増やす原因になりかねません。飲み忘れに気づいたら、その時点で1回分服用することが多いですが、次の服用時間が迫っていたら、飲まずに医療機関の指示に従いましょう。 

抗生剤の効き目には48~72時間ほどかかるので、薬を飲み始めた最初の数日は、熱が下がらなくても不思議ではありません。

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アンナ先生プロフィール  アイルランド・ダブリン大医学部卒(MBBCHBAO取得)。小児科、産婦人科、麻酔科、救急科、皮膚科、整形外科での経験を経て、2018年にのぞみクリニックを開業。自身も母親という立場から、こどもや女性にも優しいクリニックが信条。

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