赴任や移住で初めてマレーシアに来られる方々は、水道水が飲料水として安全かどうか疑問に思われることでしょう。その答えは、飲料水としては適しておりません。
マレーシアでは、水道水が飲料用途に適すべく国際的な水質基準に基づいて、定期的に水道水を検査しています。しかし例えば、お住まいの建物の中の水道管が古いと、水道管の内部が汚れていたり、錆びている可能性があります。そのような場合、水の純度や味、臭いに影響を与えます。また、建物内の水槽(ウォータータンク。マレー語でタンキと呼ぶ)も定期的に清掃されないため、水質に影響を与えます。
しかし、マレーシア人が水道水を飲んだことが原因で、健康上の問題が起きたという報告は今までありません。彼らは小さい時から水道水を飲んでいるので、体がそれに慣れています。胃が弱い方やマレーシアの水道水に慣れていない方は、飲んだ後に下痢を起こすことがあります。実際、都市に住む多くのマレーシア人は水道水をそのまま飲む代わりに、水を沸騰させたり、浄水器で水をろ過してから飲むようにしています。変な匂いや味をなくしたり、水中の細菌及び微生物を殺菌するのが目的です。
水を沸騰させると、水中の堆積物を排除するのに役立ちます。果物や野菜の洗浄、調理、シャワーを浴びるなど日々の活動を安全・快適に始めるために、ご家庭に浄水器を設置することをお勧めします。浄水器を使用することで、水中にある塩素やその他の重金属を除去することができます。これは水を沸騰させるより効果的です。 一家に一台、浄水器の設置をオススメします!