アンナ先生の健康アドバイスー第4回 ドライアイ症候群はありますか

ドライアイ症候群はありますか

涙の量が少なかったり、あるいは量は十分でも質が悪くなることによって、眼の表面が乾燥して傷ついたり、見づらかったり、違和感がある状態のことをドライアイといいます。

よくあるドライアイの症状は、頻繁な瞬き、かゆみ、ざらつき感、目が熱く感じる、目の中の異物感、充血、風や煙による過刺激、コンタクトレンズ装着時の不快感、または瞬き後に良くなったり悪くなったりする視覚の変化 です。

ドライアイは誰にでも起きうる症状ですが、特に以下に該当する方がなりやすいと言われます。
①50歳以上の方。 年齢と共に、自然と涙が出る量が少なくなります。
②女性の方。妊娠時や閉経時など、ホルモンに変化がある時、または避妊薬の服用などがドライアイを起こす原因になりえます。
③食生活にビタミンAが不足している方。ビタミンAは涙の生産を助けるので、ビタミンAが豊富な食材を摂取することをお勧めします。
④コンタクトレンズを着用している方。コンタクトレンズが目から水分を吸収することがあります。 コンタクトレンズを清潔に保ち、適切に消毒し眼の乾燥を防ぐためにもこまめに点眼しましょう。
⑤根本的なアレルギー性結膜炎をおもちの方。症状が軽い場合は潤いをもたせる点眼薬で緩和させることができ、人工涙液「ヒアルロン酸製剤」など当院でも処方できます。

ドライアイは、不快に思っていても「病院に行くほどでもない」と思われがちですが、日常の注意や治療で快適に過ごせるようになります。ぜひ一度医師にご相談ください。

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アンナ先生プロフィール  アイルランド・ダブリン大医学部卒(MBBCHBAO取得)。小児科、産婦人科、麻酔科、救急科、皮膚科、整形外科での経験を経て、2018年にのぞみクリニックを開業。
自身も母親という立場から、こどもや女性にも優しいクリニックが信条。

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