2011年3月-フライドチキン

今月のタウンガイドがスリペタリン地区との情報を小耳に挟み、今回、馬子がお薦めいたしますのは、毎週火曜日のスリペタリンと木曜日のOUGのパサーマラムで売られている「ニョニャワン」のフライドチキンです。

「ニョニャワン」のオーナーシェフ・サイモンさんは、クリスタンと呼ばれるポルトガル系のユーラシアンです。彼は6年前から前述のパサーマラムでクリスタン家庭料理をものすご~く安価で販売していることでも有名なのです。クリスタン料理の源はポルトガル料理なのですが、当時(今からちょうど500年前)、ポルトガル人が航海の途中で寄ったアフリカ、インドゴア、ビルマなどの料理とマラッカやインドネシアのジャワ料理が絶妙に融合した独自の風味と豊かなスパイスでリッチな味わいに仕上げる「ウエスタン」とも「アジア」ともいい難い、洒落たアジが特徴です。だから、クリスタンのルンダンやデビルズカレーはマレーと中華の融合料理「ニョニャ料理」とは似ているようで全く別物なんです。お店やパサーではより多くの人に楽しんでもらうため、「ハラル」となっています。ですから、この屋台はいつもいろんな民族でいっぱい。「ニョニャワン」の出店は地元の人々にとって週に一度のお楽しみでしたが、多くのリクエストに応えて現在はスリペタリンにレストランをオープン。そちらではより豊富なメニューが揃っているにもかかわらず、パサーと変わらない値段だから驚きです。

さて、パサーマラムでは、お持ち帰りに便利な定番お惣菜が並びますが、一番の人気はフライドチキンRM3。スパイスでしっかりマリネされたフライドチキン。外はパリッ、なかは柔らかくジューシーでとってもおいしいんです。全て自家製、添加物も使用していないから、ちょっと食べ過ぎちゃっても安心です!ルンダンやカレーと一緒に、仕事帰りのお母さんが家族のために大量購入している姿も。パンダンリーフと一緒に炊き込んだ淡い緑色のライスやクリスタン風パイナップルライス、どちらもカレーによくあうご飯。こちらも夕食にはかかせません。

レストランはエアコンがありません。「500年前と変わらぬ雰囲気で、クリスタン料理を楽しんでほしい」とサイモンさん。「消え行くクリスタン料理をもっと多くの人に味わってもらいたい。」サイモンさんの心がこもった家庭料理をお店で、またはパサーでお試しくださいね。

「ニョニャワン」のフライドチキンRM3火曜日スリペタリンのThe Store 前木曜日OUG のBTP 前

 馬子

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