マレーシア子 育て奮闘記 人生一度きり! 第2回

第2回
未来につながる子どもの発達支援探し

子どものふとした行動や、周りの同年齢の幼児と比べて、発達に不安を感じることがよくありました。マレーシアで生まれ育った長女の発達に違和感を感じたため、相談場所を探し、これからの娘の発達支援を考えていく。今回はそのお話。

当時2歳の長女は、落ち着きがない、長く椅子に座っていられない、こだわりが強い、喜怒哀楽が激しい、そして発語が遅く、会話をなかなか理解できないということがありました。日本語・英語を両方使用する日常で発語が遅いのは理解できましたが、保育士をしていた経験から、何となく発達支援が必要なのでは? と感じました。しかし、かかりつけの小児科クリニックや保育園では特に問題があるとは言われませんでした。むしろ社交性が高く、自立していると長女は褒められていました。じゃあ、私の思い過ごし?

念のためということで、長女の保育園に発達相談場所や、同じような悩みを抱えている保護者グループがないかを聞いてみましたが、知らないという回答。インターネットで問合せをした機関からも返信がなく、空振り。当時は知り合いも少なく、これ以上は難しいかと、一旦保留としました。振り返ると、まだ長女の発達を疑問に思う段階で、きちんと我が子の状態や、自分の考えを英語で上手に説明できなかったため、問合わせの回答が貰えなかったのかなと感じます。

4歳になり発語が遅かった長女もたくさん話せるようになってきて嬉しく思っていたところ、突然、「ん、ん、ん」と、無意識に声を出し始めたのです。これは、チックというものじゃ…と、すぐに調べ、ちゃんと専門家に相談しよう! と思い立ちました。そんな時に出会ったのが、子育てのボランティア活動で知り合った友人から紹介された、TOY EIGHTでした。遊びを通して子どもの発達を促すというコンセプトの、日本発プレイグラウンドTOY EIGHTが、近所にオープンしたと教えてもらいました。その中には日本人の発達支援の専門家もいました。今はオンライン相談できる世の中ですが、やはりこのマレーシアの土地で、文化的・教育的な背景も理解している経験豊富な日本人の専門家と顔を合わせて、子どもを実際見てもらい、曖昧なニュアンスも日本語で伝えられる、そして理解してくれるということに、心底ホッとしました。発達検査をしてくれるその先生は、長女のチックのような発声について、周りの誰も気にしていなのなら問題ないということをお話ししてくれました。確かに、私以外の誰も気づいていないし、問題視していなかったのです。長女が問題なく過ごせる環境を整えてあげればそれでいいんだという、そんな単純なことに気づかせてもらいました。また、長女の特徴は程度の差はあれど、このくらいの年代の子どもたちによくあるし、言い換えれば、好奇心旺盛、グリットがあるなどの長所として捉えることも出来て、その部分をよく見て彼女の成長を喜び、伸ばしていこうと改めて考える機会になりました。

阿部 依里子
在馬6年目。4歳と1歳の娘の子育てに奮闘中の寅年。「マレーシア子育てLABO」を主宰。当地でのオモシロ時々奇想天外な子育てストーリーをお届けします。

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