マレーシア最新芸術事情 2020年8月-営業再開とSOP

マレーシア最新芸術事情



営業再開とSOP

回復のための活動制限令が発令されてから、少しずつ生活が元に戻りつつある感じがしますが、ついに7月1日からは娯楽施設の営業再開が認められました!ただし、SOP(Standard Operating  Procedures/標準作業手順書)に従うという条件つきで。このSOPという言葉、この2ヵ月ほどの間にものすごい頻度で使われるようになり、今年の流行語大賞に間違いなし!というほどですね(流行語大賞がマレーシアにあればの話ですが)。マレーシア政府は各業種別にSOPを発表していますが、内容は全てマレー語で英語訳は出していません。毎回読み解くのに苦労しますが、皆さんのなかにも、これまでの生活は英語で事足りていたけれど、今回のコロナ禍でマレー語の必要性を強く感じた、という方も多いかもしれません。ちなみに活動制限令MCO(Movement Control Order)は、マレー語ではPKP(Perintah Kawalan Pergerakan)。これほどまでに大きな制度でありながら、会話する相手、使用する言語によって呼び方が変わるというのが、如何にも多民族国家のマレーシアらしさです。

さて、劇場や映画館などの娯楽施設が守らねばならないSOP(※7月13日現在)とはどんなものなのでしょうか? 他の商業施設と同様に、入り口での登録、検温、ソーシャルディスタンスを保つことが徹底されているほか、営業時間の短縮、各上映終了ごとの清掃作業客席が行われ、ホール内の座席は前後左右に誰も座れないようになっているため、各ホールの収容人数は通常の半分ほどです。ただ、ご家族連れに辛いのが、12歳以下と60歳以上の入場が禁じられていること。小学生のお子さんを連れていけないとなると、家族での映画、演劇鑑賞は不可能となり、特に映画館にとっては痛手なのでは?と心配していたところ、営業再開から2週間連続してマレーシアでの売り上げナンバーワンを記録したのはなんと『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』。学校がお休みの中高生や大学生が多いのか、それとも実は成人ファン層が厚いのか、気になるところです。

大型新作の公開が見送られ、過去の作品が上映ラインナップに多く並ぶ中、最も注目すべきは韓国映画の『Peninsula』(半島)でしょう。2016年に公開され、国際的にも高い評価を得たゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編ともなれば、自ずと期待が高まります。ぜひ、コロナ禍の数ヵ月間に溜まったストレスをこの映画で発散させてください!って、逆に怖すぎてストレスになったりして(笑)。

アティカ  プロフィール
あっという間に在マ歴17年。外見も中身もだいぶマレーシア化してきている自分に驚かされている…

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