マレーシア最新芸術事情 2021年1月-「罪なき女」に夢中

マレーシア最新芸術事情

「罪なき女」に夢中

 こんにちは、久しぶりにハマった連続TVドラマが終了し、若干ロス状態のアティカです。ASTRORIAで10月6日からの2か月間、月曜日から金曜日まで毎晩夜10時から放映されていたドラマ「Perempuan Tanpa Dosa」(罪なき女)は、KLとトレンガヌを舞台にした物語。
当初はあまり気にも留めていなかったのですが、今個人的に一番きれいだと思うUqashaSenrose(ウカーシャ・センローズ)が主演を務めていたため、「きれいだなぁ~」と彼女を眺めているうちに毎晩欠かさず観るようになっていきました。
KLの裕福な家庭で育った主人公のリリーは、母を早くに亡くし、父との関係も上手くいかず、夜な夜な飲んだくれて帰ってくる始末。交際中の男性に薬で眠らされている間に襲われ妊娠してしまい、怒った父は自分の元部下リザルを呼び戻し、子供が産まれるまでの間リリーと無理矢理結婚させます。元々リリーの父に対して強い憎しみを抱いているリザルは、結婚に合意はするものの彼には心に決めた人がいて…。
イスラム教徒であるリリーは、婚前交渉による妊娠という大きな罪を背負いながらも、無邪気で優しい性格。リザルの実家があるトレンガヌで生活を始めますが、そこでできた唯一の友達キナは実はリザルの婚約者ススであり、またリザルの親友ラーマンはススに長い間想いを寄せている…。という日本で言うと昼ドラ的な内容。
実はこのドラマ、確か元々は28話だったのが途中から突如32話になり、「最終週!!」と広報していたので張り切って観ていたら、最終回のはずの金曜日で終わらずに翌週にもう1話だけ持ち越しという、視聴者が振り回されまくりの後半。他にも、話の途中にスタッフがガッツリ映り込む、出演者やSNSの公式アカウントでのネタバレに近い投稿写真や、終盤でのMichaelAng(マイケル・アン)監督の「ASTROにもう一人殺せって言われたから、シーン一つ増やしたよ」というツイッターへの投稿、メインスポンサーと主演女優がインスタグラム上でバトルを繰り広げる等々、マレーシアあるある的な緩さが満載なところも、この作品を更に面白くした要因の一つだったのかもしれません。
庶民のテレビ離れとASTRO離れが進むなか、一昔前ほどの大ヒットには至らなかったかもしれませんが、全話放送終了後に、クリスタルのブランド、スワロフスキーが主演の二人をその役名のまま広告に起用していて、ハッピーエンドにふさわしい締めくくり方だなと思いました。

アティカ  プロフィール
あっという間に在マ歴18年。外見も中身もだいぶマレーシア化してきている自分に驚かされている…

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