2011年12月-マレーシア最新芸術事情

ミュージカルの年、2011年

  
 今年の頭に、国立劇場イスタナ・ブダヤの2011年のプログラムは、マレーシア産のミュージカルが主流になると大臣が発表した旨をお知らせしました。そして、実際にそうなったこの1年を振り返ってみると、多数のミュージカル作品のなかでも今年の人気一番はやはり何といっても、9月29日から10月16日まで上演された”The Secret Life of Nora“だったのではないでしょうか。上演中は連日満員の上、追加公演まで行われたほど。1回の公演で2000人を収容できることを考えると、ものすごい数の人々が鑑賞したことになります。主役のノラを演じたのは、2004年に映画が公開され、2006年にミュージカルとして生まれ変わり、マレーシア演劇界史上記録的なヒットとなった”Puteri Gunung Ledang“で主役を務めたTiara Jacquelina。脚本と演出、セットおよびライティングデザインはイギリス人によるものでしたが、キャストとスタッフのほとんどがマレーシア人によって作られたこのミュージカルは、ティアラの魅力とその他のキャストによるエンターテイニングな内容がその人気の理由だったようです。
 

 さて、そんなミュージカルの年を締めくくるのにもってこいの作品が、今月klpacにて上演されます。マレーシアならではの理想の美を追求し定義すべく企画されたマレーシアン・ガールズ・ショー。100%メイドinマレーシアの個性と美を祝福して数年間の成功を収めたあと、今年のショーの数週間前になって、創設者の一人サムサラが突如死去してしまい、事態は意外な展開に…。マレーシアを代表する「美女」たちが大勢登場するこの作品”Malaysian Girls“は、マレーシアにおける「美」の定義について考えることのできる、非常に面白い機会となるのではないでしょうか。キャスト、スタッフともに豪華なメンバーが勢ぞろいで、女性キャストたちの衣装をはじめ、楽しめそうな要素が盛りだくさんです。

 ”Malaysian Girls“はセントゥルにあるklpacにて、12月10日〜30日まで上演予定です。

アティカ

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