2012年11月-マレーシア最新芸術事情

海外の良質な映画をマレーシアで観るには…

「久しぶりに映画を観に行ってみようと思ったが、面白そうなのやってない…」とがっかりした経験はありませんか? マレーシアの映画館では特にそうかもしれません。先日も、シネコンに足を運んだところ、上映しているのはアクション、SF、ホラーばかり…。ハリウッド映画も、香港映画もマレーシア映画も、どれも今一つ元気がなく、パッとしません。

そんな時は、ぜひGSC(Golden Screen Cinemas)のインターナショナル・スクリーンズをチェックしてみてください。同社のシネコンのなかでも、ミッドバレー、ワンウタマそしてパビリオンにしかないこの特別なホール。何が特別なのかというと、大手配給会社のパッケージに入っているような作品ではなく、同社が自ら選んで購入した世界各国の良質の作品を上映している点です。1999年に始まったこのインターナショナル・スクリーンでは、今までに日本映画では、三谷幸喜監督の『ラヂオの時間』や岩井俊二監督の『ラブレター』、行定勲監督の『世界の中心で愛を叫ぶ』などが上映されてきました。海外の作品では、『スラムドッグ$ミリオネア』や『英国王のスピーチ』、最近では『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』などが上映されました。

また、海外映画祭が行われるのもこのインターナショナル・スクリーンズです。最も長いものは今年11年目を迎えたフランス映画祭。毎年フランス芸術祭の一環として5月末~6月ごろに開催されています。今年の日本映画祭もつい先日、その9年目の開催を大盛況のうちに終了したばかりですが、11月にはEU映画祭が控えています。今年のEU映画祭からは、開催都市も、通常のKLとペナンでの上映後にコタキナバルが加わり、より多くの人々が楽しめるようになるとのことです。アカデミー賞最優秀外国語作品賞を受賞したデンマークの作品「Ina Better World (邦題:『未来を生きる君たちへ』)」を含むヨーロッパ各国からの合計29作品が一挙に公開されるこの映画祭。開催が楽しみですね!

アティカ

関連記事

コメントは利用できません。

アーカイブ

ページ上部へ戻る