2014年3月-マレーシア最新芸術事情

マレーシアのインディペンデント映画をYouTubeで!

 マレーシアにおけるデジタル映画製作のパイオニアの一人と言われ、2005年ごろから世界中の国際映画祭で「マレーシア新潮」(Malaysian New Waves)という旋風を巻き起こした映画監督の一人、ジェームス・リー(JamesLee)。これまでに彼の作品は数々の海外国際映画祭で上映されており、日本でも東京国際映画祭をはじめ、福岡や京都などでも上映されていますので、アジア映画ファンの方々にはもうお馴染みの名前かと思います。

 表面的にはごくごくシンプルに、淡々と展開していくストーリー。でも実はもともとの設定がかなりぶっ飛んでいたり、淡々としたなかにも、登場人物の感情の揺れや起伏が伝わってきたりして、大変興味深い作品が多いです。

 また近年は、そんなジェームス・リーたる空気感のインディペンデント作品とは別に、商業公開用のホラーやアクション映画もバンバン作り、かなりの本数を発表しています。いろんなジャンルをこなせてしまうのも彼のすごいところ。とても器用な人なのだと思います。ちなみに役者として他の監督の作品に登場したりすることもあり、これもまた、とってもいい味出しているのです。

 さて、そんなリー監督の作品がなんとYouTubeで、しかも日本語字幕付きで観ることができるようになりました! 現在、日本語字幕付きでアップされている作品は計4本。間貸ししている夫婦の奥さんに想いを寄せてしまう大家さんの物語“Paper Crane Love”、2000年に制作されたリー監督のデビュー作“Snipers”、先日のバレンタインデーに発表されたばかりの“The Girl from Tomorrow”(『未来から来た彼女』)、また、昨年のハングリー・ゴースト・フェスティバルに合わせて発表された“3Doorsof Horrors”は、若手の監督を支援して彼がプロデュースした作品です。

 『未来から来た彼女』はリー監督作品らしいユーモアを交えたキュートな作品。ぜひ最初にご覧になられることをお勧めします!

■ Doghouse 73 (“The Girl from Tomorrow”, “Paper Crane Love”, “3 Doors of Horrors”)
https://www.youtube.com/user/doghouse73pictures?feature=watch

■ “Snipers”

アティカ

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