2015年11月-マレーシア最新芸術事情

興行記録更新なるか!?大人気のPolisEvo

 映画関係者の友人から、何度もその前評判を聞かされていたマレー映画『ポリス・エヴォ』(PolisEvo)。仕事とぶつかっていたため、プレミア上映へのお誘いも泣く泣く断り、公開後もなかなか時間がつくれぬまま、どうか終わってしまいませんように(人気のない作品は公開後1週間で劇場からほぼ消えてしまうこともあるので)と願い続けながら、やっとのこと公開7日目にして観にいくことができました。

 なぜそんなにも楽しみにしていたのかというと、①前述の友人が「よくあるマレー映画」とは全然違うといっていたこと、②予告編を観ておもしろそうだったこと、③私がマレーシアで唯一イケてると思うラッパーのJoe Flizzowが主題歌を歌っていること、が主な理由なのですが、私が鑑賞した日はすでに公開から7日目だったにも関わらず会場は満席。その後調べてみたところ、公開4日目の9月20日で200万リンギ、そして10月1日の時点で800万リンギを超える興行成績を記録し、既に歴代10位以内にランクインしているとのこと。

 肝心のストーリーですが、タイトルからすでにお察しの通り、警察官の話です。トレンガヌを舞台に、トレンガヌで生まれ育ってその警察署に勤務する警察官と、クアラルンプールで危険な麻薬捜査の第一線に立ってきた警察官との二人による、アクションコメディーです。

 クランタン語の映画やドラマはよく見かけますが、トレンガヌ語というのはかなり珍しいのではないでしょうか。英語字幕のほかにマレー語字幕まで付いていました。

 「よくあるマレー映画」特有のしゃべり倒す感じはあまりなく、薄っぺらさもさほど感じられず、笑いあり、ハラハラドキドキありと、なかなかの娯楽映画に仕上がっていたと思います。マレーシア版リーサル・ウェポンを目指しているのかな? といった感じです。まぁ、もちろんまだまだ突っ込みどころが多いのは否めないのですが。

 この『ポリス・エヴォ』、大ヒットの波に乗って、どうやら第2作の企画も出てきているとか。続編が今から楽しみです。

アティカ

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