2017年3月-「あの人」を超えられないTVCM

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「あの人」を超えられないTVCM

ハリラヤ・プアサ、中国正月、そして独立記念日などの大祭時には、大手企業がこぞって企業イメージCMを民放TV局で放映します。通常3~4分のその広告はだいたいが家族や友情などをテーマにした心温まる話が多いのですが、今年の中国正月用にペトロナスが制作した広告に関しては、皆賛否両論、特に「否」の意見が多く目立ちました。
こども達が集まって、自転車でスズ鉱山の跡地に魚釣りに行く……。という話ですが、気に入らなかった人々の意見として多かったのは、①中国正月のエッセンスが全く含まれていない、②仏教の教えとして殺生は推奨されるべきでないのにこどもたちに魚を釣らせるのか、③こども達だけで人気のないスズ鉱山の跡地に行くなんて、実際に真似したらどうするんだ? といったものでした。まぁ、確かにそれらのポイントも分からないではないのですが、何よりも、心にジーンとこないのが一番大きな問題だよなぁ、と思いながらフェイスブック上のそれらのコメントを読んでいたら、「ヤスミンの時代はよかった」「ヤスミンが恋しい」といったコメントがいくつも出てきて驚かされました。私もまさにそう感じていたからです。
ヤスミンとは、故ヤスミン・アフマド監督のこと。日本でもファンの多い彼女が生涯で残した作品は6本のみ。40代後半になってから映画づくりをはじめ、そして53歳でこの世を去ってしまいました。そのヤスミン監督はもともとTVCMの監督さん。彼女がつくった数々の忘れられないCMがあります。「Tan Hon Ming in Love」「Cokodok Monster」などなど、今でも繰り返し繰り返し観ています。
そのヤスミン監督が最後に撮った長編作品『タレンタイム』が、なんと今月下旬から日本で商業公開されます。ぜひ一人でも多くの日本の方々に観ていただければと思います。
ペトロナスの広告:
www.petronasofficial.com/festive/cny2017

タレンタイムの詳細:
www.moviola.jp/talentime/

※「Tan Hon Ming in Love」「Cokodok Monster」の動画はタイトルを検索すると見付かります。

 

アティカ

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