第42回 エンジン冷却水の巻

当社は日本の正規自動車ディーラーを親会社にもつ、マレーシア初の日系自動車整備会社です。海外でのクルマの運転は皆さまの生活を快適にする一方で、クルマにまつわるいろいろな心配事があると思います。私たちは自動車整備事業を通じて皆さまの快適なカーライフをサポートいたします。

今回は以前取り上げた「油脂類」についての第二弾、油脂類に属する水「エンジン冷却水」についてお話いたします。
エンジンを冷却するために使用されるのがエンジン冷却水ですが、エンジン以外にもオートマティックトランスミッションと言われる変速機のオイルを冷ましたり、ターボチャージャー付きの車両では排気ガスで極限に熱されたターボチャージャーの冷却にも使用されています。そのほか、エンジンの熱で温められたエンジン冷却水を室内に通し、熱いエンジン冷却水が通った配管に風を当ててエアコンのヒーターに使用したりなど多岐に渡ります。
そのエンジン冷却水がなくなると、エンジンはすぐにオーバーヒートします。冷却水もその他のオイル同様に重要な役目を果たしています。漏れたり減っていると大変な結果を招き、大きな修理費用がかかります。 
ちなみにエンジンの暖気後の最適な冷却水温は約80度から100度と言われています。エンジン冷却水には圧力がかけられているので、100度では沸騰しません。それ以上に熱くなることもあります。
また車両によっては、水温が熱い時は圧力により予備タンク内の水かさが少なく見えたり、冷却水が少ないと警告灯が点灯します。そこで、熱い時に冷却水のキャップを開けてしまうと圧力が一気に解放されてしまい、たちまち100度以上のエンジン冷却水が沸騰し、噴水のように吹き出し大火傷の原因になります。走行直後は安易に冷却水のキャップを開けないようにしてください。
これは車種、または冷却装置の種類によって異なりますので、もしそのような状況に遭遇してしまったら、詳しい方、もしくは私たちにお気軽にご相談ください。
エンジン冷却水は日本の運転教習所でも日常点検の項目に入っているほどメジャーな油脂類ですので、まずは走行前に日常点検を実施しモニターしましょう。必要であれば私どもでレクチャー致します。
自分のため、大切な家族のためにも日頃から点検! 半年に一回くらいは信頼のできる車屋さんで点検・メンテナンスを実施しておきましょう!
マレーシアで快適安心安全なカーライフを私たちは応援しています♪

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