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- 第79回 悪路が引き起こすトラブル
今回は、まだまだ悪路も多いマレーシアだからこそ起こり得るトラブル3つをご紹介します。
凸凹や穴、バンプによって一番多い故障はサスペンション系統のヘタリや損傷、ショックアブソーバーのオイル漏れです。サスペンションの役割は、路面からの衝撃をバネで吸収して運転者に振動や衝撃を与えないようにすること。路面からの衝撃が大きかったり多かったりすると限界を超えてしまいヘタリにつながります。サスペンションがヘタっても走れますが、快適性や静寂性を失います。マレーシアに来た当初はサスペンションの修理の多さにびっくりしたくらい交換数が多い部品です。
二つ目は、穴やバンプに早いスピードで突入することによって起こるホイールの曲がり。ホイールが曲がると走行中に車体が小刻みに揺れます。また曲がったホイールはバランス調整(ホイールが綺麗に回転できるように重りを使用して調整する作業)ができなくなる可能性があります。
最後は、穴やバンプの衝撃によってアライメントを失うこと。アライメントは車両にタイヤを取り付けた時に四輪が真っ直ぐ前を向くように調整する作業です。アライメントを失うと左右に引っ張られたり、直進中でハンドルがセンターにならなかったりと色々な症状が出てきます。また、前述二つが異常な場合、このアライメントもほとんどの場合ズレが生じます。
サスペンション系統、ホイールの曲がりやバランスの損失、アライメントのズレは他の部分にも影響を与えます。例えばタイヤ。タイヤを引きずっているような状態になるので、偏摩耗が発生します。見える範囲は大丈夫でも内側を多く磨耗させ気づかないうちにバーストを起こすことも。その他にもゴム製のブッシュやブーツ類にも負荷がかかりますので劣化が早まります。
運転していてもこれら異常に気づかない時もありますし、逆に気づいていても走っているから大丈夫だと思われる方もいます。車は高速で走るものですし、同乗者や歩行者その他の人にも危険なものです。自己判断で事故にならないように些細なことでも信頼できるプロに相談することを強くお勧めいたします。
私共はすべての方の快適安心安全なマレーシアカーライフを応援しています♪
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