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- 第81回 100か0 どっちが悪いの? 自動車保険
万が一事故に遭遇してしまった時は、事故相手とお互いの個人情報を交換し、車両損害部分や事故現場の写真を撮って、ポリスレポートに必要な情報を集めます。事故から24時間以内に事故現場を管轄する交通警察に行って事故報告し、ポリスレポートを受け取ります。あとは保険会社の指示に従い、保険会社の指定工場に必要書類を持って車を持ち込み、修理を依頼します。これは色々な教科書に載っている事故対処法です。
実はマレーシアでは、当てても、当てられても、自分が運転している車の保険を使って修理を進めます。例えば私が信号待ちで止まっているところ、後ろから当てられた場合でも、私が契約している保険会社に連絡します。「当てられました!」と。同じように交通警察に行き、オフィサーとの事情聴取でも「当てられました!」と報告します。その報告が認められ晴れて被害者になれば、自分の保険を使って修理しても、事故とカウントされず、無事故割引に影響しません。被害者なのに大変な作業です。
今回のポイントは、過失割合が100か0。日本のように70対30とか50対50などありません。交通警察のオフィサーは、事故写真やドライブレコーダーの動画を確認、当事者両方からの話を聞き、どちらが加害者? どちらが被害者? を決めます。しっかりと説明できるように入念な準備をした上で、自分の意思をはっきりと伝えなければ、声の大きい方に軍配が上がる? ってことになるかも。出会い頭の事故は間違いなく自分は悪くないとみんな思っていますからね。その中で活躍するのがドライブレコーダーです。動画は事故の状況を正しく証明できる便利なアイテムです。言葉では表現できないことも動画は語ってくれます。頑張って自分の身は自分で守りましょう。
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