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- 第82回 自動車保険「特約」のお話し
今回も自動車保険にまつわるお話です。3号連続同テーマの最終話です。
ここまで私が自動車保険にこだわる理由は一つ。どんな内容の保険内容で契約しているか知らない人が多すぎるからなのです。しかし、支払っている保険料の金額は、しっかりと覚えておられます(笑) 。万が一の時に頼るところは、保険しかありません。知っていて絶対に損はしません。頑張って一緒に勉強しましょう。
今回の話題は自動車保険の「特約」です。特約とは基本補償(対人・対物・車両)に追加契約するオプションです。いくつもあるこの特約を追加契約することで安心度が高まります。やみくもに何でも追加するのではなく、あなたのカーライフに応じて選択するのがベストです。
ペナンやジョホールバルなど月に何度か長距離走行される方は、高速道路において、高確率で発生する飛び石による窓ガラス破損被害をカバーできる「窓ガラス特約」や、遠方での故障時でも自己負担なしでクアラルンプール市内までレッカーで運んでくれる「UNLIMITED TOWING特約」がお勧めです。また、雨が降ると近所や会社通勤の道路が川のようになってしまうようなことがあれば、自然災害による自分の車の損害をカバーしてくれる「SPECIAL PERILS特約」があります。
それでは、想像してみてください。目的地近くに来たので、車を車道左側に寄せて停車しました。後部座席に乗せていた家族が、後方から走ってきたバイクに気が付かずドアを開けてしまい、開いたドアにバイクが激突、運転手は大怪我、バイクも破損しました。バイクの運転手から治療費とバイクの修理代の支払いを求められました。どうしましょう⁈ 「LIABILITY OF PASSENGERS特約」を契約していると、怪我の治療代とバイクの修理代もカバーしてくれます。
最後に知らない人が最も多いのが、自動車保険では運転者を含む搭乗者の怪我は補償されません。大切な家族、友人、お客様を搭乗させるようなら、自動車保険に加えて搭乗者傷害保険の契約をお勧めします。
このように、あなたのカーライフに合った自動車保険を選び契約することで、リスク管理ができます。年に一度の契約更新時期に自身の自動車保険の「たな卸し」をし、契約内容と向き合うのも悪くはないと思いますよ。素敵なマレーシアカーライフをお過ごしください。
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