2012年11月-ハチクイ

鮮やかな色彩に彩られた熱帯の風土に似合う鳥の一つがハチクイ(Bee-eater)だ。渡りの途中で迷い込んだもの(迷鳥という)が南西諸島で確認されたのを除くと、日本国内ではまずお目にかかれない鳥なのでご存知ない方も多いと思うが、和名の通りハチやチョウなどの空飛ぶ昆虫を空中で捕える名手だ。

特に好物にしているのはハチで、おしりの毒針を枝などに叩きつけて外して食べるといわれるが、僕は実際にそうやっている現場を見たことはない。細長くやや下向きのクチバシはピンセットのようで、挟むパワーを犠牲にする代りに器用さを追求したらこうなったという形。ヘアデザイナーが使う小さなハサミのように小回りが利く感じだ。クチバシが長いので捕まったハチが窮鼠猫を咬む式にハチクイを刺そうとしても顔まで針が届かないようになっている。

目を横切る黒いライン(過眼線)がクチバシまでつながっているのが特徴で、このため余計にクチバシが細長く見える。羽根の色はブルーやグリーン、ブラウンなど様々でとてもカラフル。尾も長めで、全体のバランスがとてもいい。

マレーシアでは何種類か見ることができるが、僕がよく見るのはハリオハチクイ(Blue-tailed Bee用さを追求したらこうなったという形。ヘアデザイナーが使う小さなハサミのように小回りが利く感じだ。クチバシが長いので捕まったハチが窮鼠猫を咬む式にハチクイを刺そうとしても顔まで針が届かないようになっている。目を横切る黒いライン(過眼線)がクチバシまでつながっているのが特徴で、このため余計にクチバシが細長く見える。羽根の色はブルーやグリーン、ブラウンなど様々でとてもカラフル。尾も長めで、全体のバランスがとてもいい。マレーシアでは何種類か見ることができるが、僕がよく見るのはハリオハチクイ(Blue-tailed Beeeater)やルリノドハチクイ(Blue-throated)。共に体長は25センチメートル超。ジャングルのような木々が密集した場所でなく、開けたサバンナのような場所が好きのようで、僕はクアラセランゴール・ネイチャーパークでよく目撃している。

河辺の砂地、土手などの穴に巣をつくるのだが、スリランカのヤーラ国立公園でこうしたハチクイの巣作りの様子をじっくり観察することができた。ヒタキ類のように同じ場所に止まって獲物を探す傾向が強い。獲物を見つけると飛び立つが捕食に成功しても失敗してもほぼ元の位置に帰るという行動を繰り返す。こうした行動を示す鳥は定点観察がしやすいのでバードウォッチングの初心者にもお勧めの鳥である。

伊藤祐介

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