マレーシア子 育て奮闘記 人生一度きり! 第1回

第1回
予想斜め上!? マレーシア無痛分娩体験

私は娘2人をKL市内の同じ私立病院で、どちらも麻酔を使う無痛分娩で産みました、が!! 全く異なる出産になりました。今回はそのお話。

私が出産した病院は、Parkcity Medical Centreという私立病院。日本人を多く担当している女医さんが主治医。長女次女ともに、無痛分娩、2泊3日の個室での入院で、出産費用の合計は、およそ1万3千リンギでした。

臨月になり、あいたたた…!! これがもしや陣痛?! という痛みで、病院へ。主治医の診察。「あ、子宮口が開いてきているね。麻酔する?」「はい! 今すぐ!!」。

少し待つと麻酔医登場。承諾書にサイン。承諾書サインの前には副作用などの説明をされますが、陣痛の痛みでそれどころではない。陽気な麻酔の先生はおしゃべりで気を紛らわせてくれるけど、心の中で「早くして!」と。背中の下部に麻酔の針を入れ、針や麻酔が通るチューブなどをテープで固定。機械で麻酔量をコントロールしながら流し続けるためです。麻酔をして陣痛の痛みを和らげるので無痛分娩と日本では呼ばれていますが、分娩時には麻酔を弱めて、陣痛の波がわかるようにするため、多少の痛みは感じます。

長女の時は麻酔後全く痛みがなくなって、分娩に入るまでの10時間、かなりお気楽に過ごしていました。出産後が大変だというのに余裕のよっちゃん。

さぁ子宮口全開、麻酔量を減らして、いざ出陣!  と分娩に入ったはいいものの、陣痛の痛みがほとんど感じられず、いきむタイミングが分からない。息を止めてお腹に力を入れ、踏ん張るいきみが上手く出来ず、全力疾走何十回と走らされたのかという程ヘトヘトになる私。分娩に入ってから1時間後、長女誕生。無痛分娩で、出産後に向けて体力温存するはずが、あれれのれ…。

さて、次女の話。最初は麻酔で陣痛の痛みがなくなったものの、徐々に痛みが酷くなり、痛みに震えて涙がぽろぽろ…。麻酔を最高量にしていても、痛みは引くことなく、子宮の中からもう出たいと赤ちゃんが内臓を押し退け、子宮をこじ開けようとしているかのごとく。先生まだ? 痛い、だめ、痛い…もうやだ、と1000回くらいつぶやき、へこたれまくる私。その後、主治医が颯爽と到着、いざ分娩へ。はやく痛みを解放したくて、勢いよく数回いきんだら、ぽーん! と次女ご誕生。病院到着から出産までおよそ4時間。

日本では麻酔医が少なく、無痛分娩に対応できる病院が限られていたり、普通分娩より費用が高くになること、副作用などを理由に、厚生労働省の2020年の調査では無痛分娩実施率は全分娩の8.6%となっています。実施率70〜80%の欧米に比べると少ないですが、日本も少しずつ増加しています。

色々なドラマが生まれる出産場面。どんな出産でも子どもが元気に産まれてくれたらオールOK! 山あり谷ありの子育てはそこから始まりますからね。私のおもしろ楽しい時々奇想天外なマレーシア子育てはここから始まったのでした。

阿部 依里子
在馬6年目。4歳と1歳の娘の子育てに奮闘中の寅年。「マレーシア子育てLABO」を主宰。当地でのオモシロ時々奇想天外な子育てストーリーをお届けします。

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