小学校選び

 3月から2006年度生まれの公立小学校の入学登録が始まった。中華系の学校に進学させようと我々は、近所の学校を3校、見学に行った。A校は夫の会社から近く、送迎の利便性を考えて。B校はKLでも1、2を争う進学校。C校は家から一番近く、コチラも進学校として定評がある。

 まずはA校。付近は低所得者のアパートや小規模の工場が密集したエリア。治安的にどうなのか?ちょっと不安を覚える。が、奥までいってみると守衛も常駐しており、訪問者のICチェック、出る時には面会者のサインが必要と、警備体制はしっかりしていた。校舎横には、寂れた遊園地にあるお化け屋敷のような小屋があり、「幼稚園」とおどろおどろしい書体でかかれている。大丈夫か?校内はちょうど休み時間。子どもたちが談笑したりかけっこをしている。どの子も純粋そのもの、目が合えばにっこり微笑む。校庭は芝生で、グランドらしき整備はされていないが、先生も混じってみんなが仲良く遊んでいた。事務室に入り「入学の手続きや学校の様子を教えてもらいたいのですが」と言うと、すぐに職員室の端っこのロッカーに囲まれた、書類が山積みのデスクに案内された。そこには優しそうなおばちゃんが座っており、「どうぞ、どうぞ、校長の○○です、お座りください。」積み上げられた荷物を押しやっている。え〜!校長?小規模の学校でほのぼのしている。100年以上続く伝統校。日本軍が学校として使用したこともあるそうだ。学力の評判は中程度だが、ここの卒業生で弁護士やビジネスで成功している夫の友人もいるので、まずまずと言ったところか。

 次にB校。市場の裏手で殺伐としている。ここも治安が心配。校舎も講堂も立派で、先生の車も高級車が多い。全校生徒2000人のマンモス校だ。警備員はビジターバッジを身元確認ナシに渡す。警備体制やや手薄。事務室では、たらいまわし。最後のおばちゃんは「何が聞きたいの?聞いたところで、必ずあなたの子がここに入れるワケではないのよ!」と言い放った!なんやそれ?名門と言われ期待していたのにガッカリだ。先生の系図写真を見ると、上層部にいる人は教育者というよりはビジネスマンといった風貌。う〜む。

 C校は閑静な住宅地にあり治安もいい。校舎も講堂もグランドも古いが広々しており、「学校」らしい。こちらも進学校として定評があり、事務室の人の対応もよかったが、先生には会えなかった。

 いろいろ総合して考えると、やっぱりC校だなと、夫と意見が一致し、3月1日の早朝、申し込みに行った。時は午前7時。当日の整理券配布終了…。午後1時に来いと言われ、1時15分に行ったが、またもや終了。翌朝6時に行ったら、すでに長蛇の列。先頭の人は4時から並んでいるという。そんな行列の横を校長先生が通る。「あ、先着じゃぁ、ありませんよ。登録は2ヵ月間受け付けてますから」と一言。なんの情報もなく、朝一に来いと言われていた我々は唖然としてしまう。さらに、女教頭が通る。前にいたおじいちゃんが、「登録に何が必要ですか?」と問う。「はぁ?何も知らずに並んでるなら、その整理券返して頂戴!」と言って、教頭が券を奪おうとした。じいさん激怒!「あんたは、人のものを横から奪ってもいいと学校で教えとるのか!!」と一喝。

 第一希望にC校と記入したが、我々はなんとしても息子をA校に入れるつもりだ。

利秀

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